Obsidianが『Pillars of Eternity II』を正式発表。クラウドファンディングを実施中、1億円超の初期ゴールを23時間で達成


Obsidian Entertainment(以下、Obsidian)が、新作RPG『Pillars of Eternity II: Deadfire』の開発資金を募るクラウドファンディングをFigで実施中だ。その初期ゴールは110万ドル(約1億2600万円)に設定されていたが、キャンペーン開始からわずか23時間で達成している。本作はObsidianが2012年にKickstarterで約400万ドルもの開発資金を集めることに成功し、2015年に発売した『Pillars of Eternity』の続編となる。

本作の舞台は、前作『Pillars of Eternity』と同じEora。死んだと思われていた再生と光の神Eothasが数千年の眠りから目覚める。石の巨神として地中から現れたEothasは、Caed Nuaの砦を破壊して去っていってしまう。プレイヤーはEothasを追って、Eastern Reachよりもはるか東に位置するDeadfire諸島へ向かうことになる。Deadfireは数百の島々が数千マイルにわたって分布する広大な島群で、豊かな熱帯地方から不毛な砂漠までさまざまな環境がある。これらの島の多くはまだ地図にも載っていないが、新たな入植者らによる文化が根付いているという。

本作ではグラフィックの強化がはかられる予定で、新たなダイナミックライティング/シャドウエンジンによって、より自然な表現をゲームに取り入れる。その新グラフィックエンジンはスペルやアビリティのエフェクトにも効果を発揮する。また気候変動も導入し、雨が降ったり強烈な風が吹いたり、あるいは砂嵐が発生することもあるそうだ。このほかインターフェースの刷新や新たなモンスターなど、さまざまな追加要素を計画しているという。

初期ゴールを達成したことを受けてObsidianは最初のストレッチゴールを公開している。出資金が140万ドルに達した場合、ひとつのクラス(職業)に対して二つのサブクラスを選択できる要素が実装されるというものだ。本稿執筆時点ですでに130万ドルを突破しているので、こちらもじきに達成してしまう勢いだ。

『Pillars of Eternity II: Deadfire』はWindows/Mac/Linux向けに2018年第1四半期に発売予定。Figでは29ドル以上出資することで本作のダウンロード版を、59ドル以上でパッケージ版を入手することができる。また、99ドル以上ではベータ版を早期プレイすることができる。このクラウドファンディング・キャンペーンは2月25日まで実施される。