Devolver Digital、60秒間を何度も繰り返すアクションアドベンチャー『Minit』を正式発表。2017年にリリースへ

米国のゲームパブリッシャーDevolver Digitalは、アクションアドベンチャーゲーム『Minit』を正式発表した。インディー開発者やフリーランスのPRマーケティング担当4人により制作が進められている作品で、発表にあわせて60秒間のティーザートレイラーも公開されている。

米国のゲームパブリッシャーDevolver Digitalは、アクションアドベンチャーゲーム『Minit』を正式発表した。インディー開発者やフリーランスのPRマーケティング担当4人により制作が進められている作品で、発表にあわせて60秒間のティーザートレイラーも公開されている。

『Minit』の主人公には60秒で1日を終えてしまうという呪いがかけられている。映像を見る限り、ゲーム内で60秒間が経過すると、スタート地点の家へと強制的に帰還させられることになるようだ。プレイヤーは何度も60秒間の短い冒険を繰り返し、奇妙な人々を助けたり、数々のシークレットを見つけたり、強敵を打ち破ったりする。最終的には自身にかかった呪いを解かなければならない。

現時点で判明しているゲームコンセプトを一見すると、『Mint』は『勇者30』に近い作品であるように思える。もとはフリーゲームで後に家庭用ゲーム機でも発売された『勇者30』。同作の「勇者30」モードは、30秒のあいだに各ステージに存在する魔王を打ち倒すというRPGとなっている。ただ、同モードがお金を消費して時間を巻き戻したりすることで30秒以内に各ステージのクリアを目指すのに対し、『Minit』では60秒間を何度も繰り返してゲームの制覇を目指すことになる。この周回プレイでゲームを攻略するというスタイルは、『勇者30』とは少し異る点といえるだろう。

なお映像中ではじょうろを使って畑の作物に水をやるといったシーンも確認でき、どのようなパズルやゲームプレイが用意されているのか気になるところだ。『Minit』は2017年にリリース予定、対象プラットフォームはPC/コンソールとなっている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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