Blizzard、『Overwatch』のヒーロー「バスティオン」を調整中。“溶ける固定砲台”はどうなるか

Blizzard EntertainmentのデザイナーGeoff Goodman氏は、現在『Overwatch』のヒーロー「バスティオン」にいくつかの変更を加えていることを明らかにした。

Blizzard EntertainmentのデザイナーGeoff Goodman氏は、現在『Overwatch』のヒーロー「バスティオン」にいくつかの変更を加えていることを明らかにした。公式フォーラムにて「バスティオン」の調整を望むプレイヤーの声に返答したもので、時期は未定としながらも現在テスト中であると伝えられている。どのような方向性で修正しているのかは明らかにされていない。

ディフェンスクラスの「バスティオン」は、固定砲台と化して敵に大量の弾丸をお見舞するセントリーモードと自己修復機能が特徴のヒーローだ。セントリーモード時には移動できなくなるものの、タンクでも数秒で体力を削り切るような強力な射撃攻撃を放つことができる。

一方で移動できないというデメリットは非常に重く、またタンクレベルのヘルス・シールドもないため、現在は対策を知っている敵に気づかれれば簡単に“溶けて”処理されてしまうような存在だ。ゲーム内ではラインハルトの盾と共に一時的に展開するか、敵を奇襲できるような状況で使い、気づかれたあとはすぐに他の場所に移動するか別のヒーローに変更するというのが一般的だろう。プロシーンでも滅多にピックアップされることはない。

現在までBlizzardは細かなヒーローの性能を変更するだけでなく、D.Vaやゼニヤッタに大きな調整を加えたり、ロードホッグのフックを大幅に改修したり、シンメトラのスキル構成そのものを変更してしまったりと、さまざまなアップデートを実施してきている。はたして溶ける砲台バスティオンにはどのような修正を加えられるのか、今後の続報に期待したい。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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