フランスのインディーデベロッパーAlkemiは1月24日、横スクロールSTGとアクションRPG要素を組み合わせた『Drifting Lands』の早期アクセス販売を開始した。定価は1380円。対象プラットフォームはPC/Mac(Steam)となっている。
本作は2014年10月に無料アルファ版が公開されたのち、クローズド・ベータ版の開発が進んでいた。早期アクセス版では、基本的なゲームメカニックは完成しているが、ストーリーおよびコンテンツ(敵機やボス、ステージ、スキル、アイテムの種類)は開発途中である。正式リリースは今年5月を目標としている。
ゲームプレイの基本は、敵機を撃ちつつ発射体を避けるという横スクロールSTGそのものである。そこに『Diablo』系アクションRPGの要素として、装備品のルートシステム、ランダム生成マップ、ポイントの割り振りで強化するステータス、細かく分かれた難易度設定、クールダウンのある特殊スキル、リソースマネジメントなどが加わっている。
プレイヤーが操作できる戦闘機は3種類。「Marauder」はバランス型であり、「Sentinel」は移動速度が遅いかわりに防御力が高い。「Interceptor」はDPSが高いかわりに防御力が低い。横スクロールSTGに慣れた上級者向きだ。戦闘機の装備スロットはエンジン、エナジーセル、スラスター、プレート、シールドなどアクションRPGのように細かく分かれている。
同時にセットできるスキルはアクティブ系が4つ、パッシブ系は2つのみと限られている。全体攻撃(AoE)、回復、テレポート、シールド、バレットタイムなど多彩な技の中から好みのビルドをつくり上げるのだ。
戦場で装備品とお金を集め、格納庫に戻って自機を強化する。そしてより高難度なレベルに挑戦する。このゲームプレイ・ループはハクスラ系アクションRPGに近い。ハクスラ系のゲームに欠かせないコンテンツ量という意味では、早期アクセス時点で100のステージ、50種類のスキル、30種類のアイテムが用意されている。正式リリース時にはさらに上乗せされる。
デベロッパーのAlkemiは、複数のゲームジャンルをミックスすることで意外性を狙う作品づくりを好む傾向にある。2012年にはツインスティックシューターとマッチ3パズルを組み合わせた『Transcripted』をリリースしている。『Drifting Lands』でも彼らのミクスチャー精神は変わらず、横スクロールSTGとハクスラ系アクションRPG、両方のファンが楽しめる作品を目指しているという。
なおSteamページからはデモ版をダウンロード可能。ただしデモ版はアルファ段階のもので、ルート・システムが含まれていない。