警察特殊部隊モノの名作タクティカルFPS『SWAT 4』ダウンロード版がGOG.comで発売開始、入手困難がついに解消へ

GOG.comは、2005年にリリースされたタクティカルFPS『SWAT 4: GOLD EDITION』の販売を開始した。価格は9.99ドル、収録言語は英語のみ。

GOG.comは、2005年にリリースされたタクティカルFPS『SWAT 4: GOLD EDITION』の販売を開始した。価格は9.99ドル、収録言語は英語のみ。同作はタクティカルFPSとして高い評価を獲得していたものの、権利問題のためかデジタル・ダウンロード版は長らく販売されてこず、国内で入手できるパッケージ版にはプレミアム価格がついている状況だった。

『SWAT』シリーズは1995年から全4作が販売されてきたActivisionのゲームシリーズ。ゲームタイトルにもある通り、プレイヤーは米国警察の特殊部隊「SWAT」を指揮し、さまざまなミッションに挑むことになる。初代から3作目まではSierra Entertainmentが作品を手がけたが、4作目は『BioShock』を生んだことでも知られるIrrational Gamesが開発を担当。その後IrrationalはTake-Two Interactive傘下となり、その際の権利問題のためか、シリーズで唯一『SWAT 4』はダウンロード版が発売されない状況となっていた。

基本的には部屋に突入し制圧というスタイルが続く。ティーザーガンなどさまざまなガジェットがあり、敵をどう鎮圧するか考えるのが面白い
基本的には部屋に突入し制圧というスタイルが続く。ティーザーガンなどさまざまなガジェットがあり、敵をどう鎮圧するか考えるのが面白い

『SWAT 4』において、プレイヤーは5人で構成されたSWATチームを操作し、人質の救出といったさまざまな任務に挑戦する。特徴的なのが、警察の管轄であるため敵ですらも殺害すると評価が下がってしまうという点で、プレイヤーはさまざまなガジェットを使用してできる限り敵を降伏させなければならない。同時期にリリースされ脚光を浴びた『Rainbow Six』とはまた異なる戦略性が楽しめる作品だ。

今回配信が開始された『SWAT 4』には、デジタルマニュアルや壁紙のほか、拡張パックとなる「Stetchkov Syndicate」も収録。今から『SWAT 4』をプレイするならGOG.comで買うのがベストだといえるだろう。なおGOG.comでは『SWAT 4』は以前から販売が求められていたタイトルで、ウィッシュリストでは1万5000票以上の投票が寄せられていた。こちらのページでは彼らの歓喜のコメントを見ることができる。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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