Tripwire Interactiveは1月20日、『Killing Floor 2』の大型アップデート「Tropical Bash」の配信を開始した。アップデート内容は公式サイトにて公開されている。なお同作は1月24日までSteamにて33%オフのキャンペーンを実施中であり、定価2980円のところ1996円で販売されている。
『Killing Floor 2』はウェーブ形式のマルチプレイシューターである。前作と同様、過激なゴア表現を売りとしている。メインとなるPvEモードでは最大6人のプレイヤーで協力し、ミュータントたちを屠っていく。対象プラットフォームはPCおよびPlayStation 4。国内ではSteamよりPC版の購入が可能である。
新マップ「ZED Landing」は熱帯地帯の島が舞台となる。砂浜には墜落した貨物輸送機があり、エリア近辺にはマッチの途中で噴火する火山がそびえ立っている。つまり敵だけでなく溶岩流にも気を配らなければならない。また噴火後は薄暗く霧のかかったマップに様変わりする。既存のマップとは異なるダイナミックなプレイフィールが味わえる。
続いて「バーサーカー」クラス用の新近接武器「Bone Crusher」が追加された。トゲのついた盾とメイスがセットになった武器である。用途が広く、メイスによる軽攻撃と盾による強打を使い分けられる。もちろん盾による防御とパリィも可能だ。重めの武器であるため、近接武器一本で殴り込みたいプレイヤー向きだろう。
新エナミータイプとしては「Gorefiend」が追加された。右腕に巨大な刃物をつけた「Gorefest」の進化系である。片腕を失った「Gorefest」とは異なり、両腕が刃物に改造されている。強力なスピン技を繰り出す厄介な敵だ。高難度のマッチになるほど出現率が上がる。幸い弱点は「Gorefest」と同じ。ショットガンまたはライフルがあれば大ダメージを狙える。
また複数のクラスが一つの武器を「パーク適用対象武器」として扱える「Dual Perk」システムが導入された。あらゆるアサルトライフルの扱いに長けたはずの「コマンドー」が「メディック」用のアサルトライフルに関してはパーク(特殊効果)が適用されない、といった違和感のある現象が解消された。
『Killing Floor 2』にて新規マップを含む大型アップデートが配信されたのは、昨年11月に正式リリースされてから初となる。近年マルチプレイ主体のタイトルではプレイヤー人口を分散しないよう、マップやゲームモードを無料で追加配信するケースが増えている。本作も例外ではなく、マネタイズはゲーム本体とコスメアイテムに限定するようだ。