サンフランシスコに拠点を構えるスタジオMidBossは、PC/PlayStation 4向けタイトル『2064: Read Only Memories』の配信を開始した。価格は19.99ドル。同作は2015年に配信された『Read Only Memories』にさまざまな新要素を追加したもの。PlayStation 4版は北米と欧州のPlayStation Storeから購入できる。また、PC版の前作を所持しているユーザーは、無料で『2064: Read Only Memories』を入手可能だ。
『Read Only Memories』は機械に管理された近未来のサンフランシスコを舞台にくり広げられるアドベンチャーゲーム。ライターとしてひっそりと暮らす主人公の部屋に、行方不明となった友人の所有するロボット「Turing」が転がり込んでくるところから物語は始まる。Turingに協力し、友人の捜索続けるうちに主人公は巨大な陰謀に巻き込まれていく。PC-98風のビジュアルで描かれる独特の世界観や、性や種というテーマを扱った重層な物語が好評を博していた。
『2064: Read Only Memories』では、新たなストーリーやキャラクター、BGMなどが収録され、演出面でもキャラクターの表情やアニメーションが強化されるなど、既存のシステムのブラッシュアップに加え、数々の新要素が追加されている。新要素のなかでも特に興味深いのは、キャラクターボイスの実装だろう。Melissa Hutchison氏やAdam Harrington氏など、ゲーム業界のキャリアの長いベテラン声優を起用し、既存のキャラクターたちがさらに魅力的に描かれる。ファンから愛されるTuringの“ウザカワ”さが増しているようなので、前作をクリアしたプレイヤーも新鮮な気持ちで楽しめるだろう。
『Read Only Memories』はPLAYISMから日本語化されることが発表されている。具体的な配信予定日などはまだ告知されていないので、続報に期待したい。