Techlandの元COOが新スタジオStrange New Thingsを設立。CD Projekt RedやIO Interactiveの元スタッフも


Techlandの元COO(最高経営責任者) Pawel Zawodny氏が新スタジオStrange New Thingsを設立したことがわかった(参考記事:gameindustry.biz)。スタジオには『Dying Light』『Dead Island』のTechland、『The Witcher』シリーズのCD Projekt Red、そして『Hitman』シリーズのIO Interactiveの元スタッフが加わっている。

LinkedInの情報によると、スタッフ人数は11から50名。「PCとコンソール両方のプレイヤーに向けて野心的な作品を届けたい」と述べている。また新スタジオの公式サイトに記載されたメッセージからは、既存のAAAタイトルとは異なるゲーム体験、そしてAAAタイトル級のスタジオとは異なる開発体制を目指していることがわかる。「我々にはヒエラルキーもあらかじめ定義された役割もない」という一文に関しては太字で強調されている。

スタッフがかつて所属していたTechlandやCD Projekt Redといえば、いずれもポーランドを代表するゲームスタジオであり、野心的なプロジェクトに取り組んできた実績がある。そこから独立してまで取り組みたい作品とはどのようなものなのか。Strange New Thingsというスタジオ名が示唆するように、新鮮で独創的な作品に期待したい。

なお開発タイトルのティザーサイトはすでに用意されている。ただしプロジェクト名および説明文はキーワードとなる部分が空白になっている。断片的な情報ではあるが、「このプロジェクトは我々にとって特別な意味を持っている」「ある特定の時代と場所、特定の瞬間を捉えた物語になる」「これまでに何度も起きた出来事で、おそらくは今後も起きる」といった文章が記されている。ティザーサイトの背景には崩壊した建物と鳥の群れが映った写真が載せられている。朽ち果てたビルからは煙が昇っており、何かしらの爆撃または災害の跡地であるように見える。なんともミステリアスなティザーサイトだ。「すべては適切な時に明らかになる」ということで、続報が待たれる。