全盲の女性が“音で見ながら”廃墟を探索する『Perception』PS4版が発表。PC版とともに日本語対応で年内発売へ

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The Deep End Gamesは1月17日、現在開発中のホラーアドベンチャーゲーム『Perception』をPlayStation 4向けに発売すると海外向けに発表した。本作は2015年に実施したKickstarterキャンペーンで開発資金を獲得し、PC版の発売がすでに決定している。また、ストレッチゴールの達成により日本語へのローカライズも決定している。

本作の主人公はアメリカ・アリゾナ州フェニックスに住む29歳の女性「キャシー(Cassie)」。彼女は全盲で目がまったく見えない。彼女はここ数か月の間、謎の廃墟の悪夢にうなされていた。何か月にもわたって調べたところ、その廃墟はマサチューセッツ州グロスターの「エコーブラフ(Echo Bluff)」という場所に実際に存在することが分かり、彼女は悪夢との関連を調べるためその地を訪れる。

ゲームは真っ暗な中にぼんやりとした青白い光で風景が浮かび上がる独特のグラフィックで描かれる。これは全盲の彼女が“見ている”景色だ。彼女は優れた聴力を持っており、あらゆる音の反響から物の位置や形を認識する能力「エコーロケーション」を習得している。屋敷の中で真っ暗闇になり何も見えなくなっても、キャシーが持つ杖で足元の床を軽く叩けば、その音の反響で一定の範囲が見えるようになる。

絶えず音を立てていれば周囲がよく見えて困らないのではと思うが、そうもいかない。この廃墟には「プレゼンス(Presence)」と呼ばれる幽霊が存在しており、物音を立てるものに襲いかかるのだ。ひとたび彼らに見つかってしまうと、武器を持たないキャシーになす術はない。目覚まし時計など音の出る物を投げてプレゼンスの注意を自分からそらし、その隙に逃げて身を隠すのだ。プレイヤーは音を立てることのメリットとデメリットを天秤にかけながら屋敷を注意深く探索しなければならない。そしてこの屋敷の過去に隠された謎と、彼女が悪夢にうなされることになった理由を探る。

今回発表されたPlayStation 4版は前述のKickstarterキャンペーンのストレッチゴールに設定されていたが、その期間中に達成することはできなかった。しかし、『Layers of Fear』の開発元であるBloober Teamが新たに立ち上げたパブリッシャーFeardemicと提携することによって、今回その発売が実現した。具体的な発売日は未定だが、PC版とPlayStation 4版ともに2017年内の発売を予定している。ちなみに、PlayStation VRへの対応は考えていないとのことだ。

本作を手がけるThe Deep End Gamesは、『BioShock』シリーズや『Dead Space』『Rock Band』など数々のAAAタイトルを手がけてきたベテランたちによって設立されたことで注目された。幣紙では2015年に同スタジオの設立者であり本作のクリエイティブ・ディレクターを務めるBill Gardner氏へのインタビューをおこなっている。本作に興味を持った方はそちらもご覧いただきたい。

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