世界各地で発生する伝染病と戦うターン制ストラテジー『Quarantine』Steamで早期アクセス販売決定


505 Gamesは1月14日、Sproingが開発する『Quarantine』を早期アクセスゲームとしてSteamで2月10日に発売すると発表した。価格は14.99ドルで、発売初週は10パーセント割引される。

本作は伝染病に対する現代の戦いを描くターン制ストラテジーゲームだ。プレイヤーは国際バイオセキュリティ機関「Pandemic Defense」の責任者となり、世界各地で発生する致死性が高く感染力も強い伝染病への対応を指揮する。

ゲームの目的は、ウイルス・バクテリア・プリオンといった病原体が引き起こす伝染病の感染が拡大する前に、効果的な対策を打つことだ。医者・科学者・外交官・治安担当者といった各ジャンルの専門家が数十人登場し、「Pandemic Defense」にリクルートすることができる。そして深刻な状況が進行中のそれぞれの現場に合わせてチームを編成して派遣する。

現地でとることができる行動としては、拠点の設置・街の隔離・病原体サンプル回収・医療提供などがある。こうした行動メニューやさまざまなアップグレードをアンロックすることで、より効果的な戦略をとることが可能になるのはもちろん、プレイスタイルの幅が広がることにもなる。

本作は病原体用にAIを搭載しており、いつどこに感染するのかを先読みすることは困難だ。また伝染病が引き起こす疾患の特徴はさまざまで、こちらもランダムに発生する。新たな土地に感染が広がって壊滅的な状況に陥る前に、チームを派遣して病原体を採取・回収することが求められる。病原体は突然変異して進化することがあり、そうなればプレイヤーの防衛線が突破されてしまう。まさに時間との戦いだ。

現地のホットスポットから採取してきた病原体の生体サンプルを研究することで治療法を見つけることができる。現地に派遣する専門家とは別に「Pandemic Defense」の研究施設で働く人員を雇用することができ、たとえば研究員を増員させると病原体の研究スピードを上げることが可能。より性能の高い防護服が必要なら、エンジニアを増員させればその開発スピードが上がる。現地の状況に合わせたリソース管理が求められる。

本作の開発にあたっては、実際におこなわれている伝染病対策を参考にしているという。ゲームの難易度は3段階用意されるが、ゲームを開始して最初にどのようなイベントが発生するかは、いくつも用意された中からランダムに選ばれる。また前述したようにAIによるランダム要素もあり、リプレイ性が高いゲームだとしている。