1週間にわたって開催されたビデオゲームのリアルタイムタイムアタックイベント「Awesome Games Done Quick(以下、AGDQ)」が終了し、チャリティで221万7248.3ドル(約2億5000万円)の寄付金を集めたことが明らかとなった。2011年から開催されている「AGDQ」に寄せられた寄付金は、トータルで1000万ドル(約11億円)を超えているという。
「AGDQ」はRTA(スピードラン)のレコードサイト「Speed Demos Archive」とコミュニティよって毎年1月に開催されているイベントだ。7日間にわたり不眠不休でゲーマーたちが立て続けにRTAに挑戦するという内容で、2011年の開催から年をまたぐごとに規模が拡大していった。挑戦するゲームのラインナップは新旧さまざまで、今年は『Dark Souls 3』が約58分で撃破され、『ファイアーエムブレム 烈火の剣』は約1時間21分でクリアされた。
同イベントではライブストリーミングで映像を配信すると共に、ガン予防を目指すチャリティ組織「Prevent Cancer Foundation」への寄付金を集めるのが通例となっている。イベントの規模が拡大すると共に寄付金も倍増し、2014年には100万ドルの大台を記録、今年はさらに200万ドルの大台に到達した。なお夏には「AGDQ」とは別のイベント「Summer Games Done Quick」が7月2日から7月9日にかけて開催される予定で、こちらの盛り上がりにも注目したい。なお国内でも昨年末に国内初となる総合RTAイベント「RTA in Japan」が実施されていた。