Windows 10でゲームのパフォーマンスを向上させる「Game Mode」マイクロソフトが正式に発表
マイクロソフトは1月14日、Windows 10の次期大型アップデート「Creators Update」で提供予定のゲーム関連の内容をあらためて案内し、その中で噂になっていた「Game Mode」機能を正式に発表した(関連記事)。
「Game Mode」はユーザーのWindows 10 PCを最適化し、ゲームのパフォーマンスを向上させる機能だとしており、これは噂されていた通りだ。ただし、Windows Storeで配信されるUWP(Universal Windows Platform)アプリのみに対応するのではないかと見られていた点については、マイクロソフトのMike Ybarra氏が「Win32とUWPのどちらのゲームもサポートします」とTwitter上でその噂を否定している。
この「Game Mode」は、Windows Insider Program参加者向けに今週から提供が開始される。MSPoweruserによると、Windows 10 OSビルド15007の「Game DVR」メニュー内にこの「Game Mode」の項目が含まれているという。そのメニューには、ゲームをPC上で最優先に処理しクオリティを向上させるという説明があり、現在プレイ中のゲームについて「Game Mode」を有効にするかどうかのチェックボックスがある。
このビルドでは「Game Mode」はまだ実際には機能しておらず、マイクロソフトは後日提供するビルドで機能するようになるとしている。また具体的にどのように動作するものなのかなど、さらなる詳細についても後日案内するとしている。
発表ではそのほか、ライブ配信プラットフォームBeamのWindows 10およびXbox Oneでの標準対応や、Clubs・Looking For Groupといったコミュニティ機能をあらためて説明している。さらに、Xbox Live上でのゲームトーナメント作成機能Arenaに『World of Tanks』と『Killer Instinct』が対応すると発表し、今後もさらに対応ゲームを追加するとした。ArenaではESLやFACEITといったeSports団体が主催するトーナメントもおこなわれる。
Mike Ybarra氏は、ゲームをプレイする上でWindows 10をこれまででもっとも優れたWindows OSにすることを目標にしていると語っている。Windows 10の「Creators Update」は、一般ユーザーには今春に提供開始予定だ。