学校へ帰る時、闇がうごめく。極上の恐怖と雰囲気を放つ台湾製2Dホラーゲーム『Detention 返校』がSteamで配信開始

RedCandleGamesは、2Dホラーゲーム『Detention 返校』の配信をSteamにて開始した。価格は1180円、サウンドトラックは628円。現在は1月20日までセールが実施されており、10パーセントオフの1062円で購入することができる。

RedCandleGamesは、2Dホラーゲーム『Detention 返校』の配信をSteamにて開始した。価格は1180円、サウンドトラックは628円。現在は1月20日までセールが実施されており、10パーセントオフの1062円で購入することができる。またサントラがバンドルされたデラックス・エディションは19パーセントオフの1521円で購入可能だ。

弊誌でも昨年紹介した『Detention 返校』は、台湾の開発スタジオRedCandleGamesが手がけており、1960年代の台湾の情勢や宗教観を盛り込んだ作品となっている(参考記事)。舞台となるのは山奥に位置する翠華高等学校。チャイムが鳴り誰もいない教室で目覚めた男は、学校が闇におおわれ普段とは違う場所に変貌していることに気づく。男は道中で出会う女子学生と共に校内を探索し、学校の外へと出ることを目指す。

ゲームプレイは初期の『クロックタワー』シリーズのような内容となっており、2D横スクロールでマップを移動し、ポインタでクリックして周辺のものを調べたりするオーソドックスな構成となっている。一方で台湾あるいはアジア独自の情緒ある雰囲気はすさまじく、実写と思わしき画像素材を織り交ぜたホラー演出も飛び抜けた恐怖感を放っている。間違いなく今年マストバイのホラーゲームの1つとなるだろう。

蒋介石によって戒厳令が敷かれていた台湾を描く『Detention 返校』。道教文化や東南アジアの神話・怪談もモチーフとなっている

なお現時点で『Detention 返校』は英語と中国語(簡体字、繁体字)にしか対応していないが、公式サイトでは日本語でゲームの情報が掲載されている。今後の続報に期待したい。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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