ソニー、開発スタジオ「Guerrilla Cambridge」を閉鎖へ。VRとe-Sportsの融合目指す『Rigs』など手がける


Sony Interactive EntertainmentはEurogamerBBCなどの海外メディアに向けて、英国の開発スタジオ「Guerrilla Cambridge」を閉鎖したと発表した。「Guerrilla Cambridge」は「Guerrilla Games」の姉妹スタジオでもあるが、後者が開発中の『Horizon: Zero Dawn』や「Killzone」シリーズの開発には影響がないことが先に伝えられている。

「Guerrilla Cambridge」は、もとは「SCE Cambridge Studio」の名で1997年に設立されたスタジオ。海外で根強い人気を持つアクションゲーム『MediEvil』や、PSP移植版の『LittleBigPlanet』の開発を担当してきた。2013年には「Guerrilla Games」の姉妹スタジオとして現在のスタジオ名にあらため、PS Vita向けの『Killzon Mercenary』とPS VR向けの『RIGS』を手がけている。『RIGS』はPlayStation VR向けのローンチタイトルで、VRとe-Sportsを融合させる新たなコンセプトが敷かれていた。

長年続いた老舗スタジオの1つを閉鎖したSIE Worldwide Studiosだが、依然として欧州には「Guerrila Games」と「Media Molecule」が健在。またPlayStation VRタイトルを手がけたスタジオとして、ロンドンスタジオと2015年設立のマンチェスタースタジオも存在している。