ゲーム開発スタジオ「IMGN.PRO」は、サバイバルホラーゲーム『Husk』をSteamで2月3日にリリースすると発表した。「IMGN.PRO」は実際に1959年に発生した「ディアトロフ峠事件」がモチーフの作品『Khloat』を手掛けたスタジオだ。今作では独立系の開発スタジオ「UndeadScout」と組み、ふたたび一人称視点のサバイバルホラータイトルに挑戦している。
ゲームの時代設定は1995年、舞台となるのは「シヴクリフ(Shivecliff)」と呼ばれる見捨てられた町である。主人公である「マシュー・パーマー(Matthew Palmer)」は列車事故に合ってしまい、目覚めるとたった1人でシヴクリフの町にいた。プレイヤーはマシューを操作し、この町に隠された謎を解き明かしつつ、こつ然と姿を消した妻と娘を探しださなければならない。
本作は『サイレントヒル』や『Alan Wake』、あるいは「Twin Peaks」といった古典スリラー作品へのオマージュを目指している作品だ。ストーリーは「痛み」「苦しみ」「赦しを請うこと」をテーマとしており、暴力やアルコール依存症といった問題もゲーム中では触れられるという。
前作『Khloat』ではUnreal Engine 4を用いて美麗なビジュアルとサウンドを再現したIMGN.PROだが、『Husk』でもそのクオリティは健在のようだ。ゲームプレイ面では前作にはなかったモンスターやボスとの戦闘要素が新たに盛り込まれており、上の映像では拳銃を使用しているようなシーンも確認できる。近年の一人称視点ホラーゲームといえば、主人公が攻撃手段を持たず逃げるだけという作品も多く、ひさびさにサバイバルホラーらしいゲームプレイが楽しめるかもしれない。