『ファミコンウォーズ』ライクな新作と「魔法学校」RPGシム、「Starbound」開発元が2つの新規プロジェクトについて語る

昨年7月、「Chucklefish」は『Starbound』を正式リリースし、約2年半にわたる同作の早期アクセス期間を無事終えた。人気タイトルの開発に区切りを付け、パブリッシング方面にも力を注いているChucklefishは次にどこへ向かうのか。

昨年7月、「Chucklefish」は『Starbound』を正式リリースし、約2年半にわたる同作の早期アクセス期間を無事終えた。人気タイトルの開発に区切りを付け、パブリッシング方面にも力を注いているChucklefishは次にどこへ向かうのか。スタジオのCEOであるFinn Brice氏は海外メディアPC Gamerを通じて、現在取り組んでいる新規プロジェクトや『Starbound』の今後について、あらためて言及している。

Brice氏は昨年夏と秋に2つの新規プロジェクトを開発中であると明らかにしていたが、Chucklefishは現在もその2つの新作ゲームに取り組んでいるという。また正式リリースを迎えた『Starbound』のサポートは今後も続ける予定で、そう遠くない内に次回の大規模アップデートの詳細を伝えると予告している。

まず1つ目の作品は、昨年夏に公表されたターンベースのストラテジーゲームだ。同作は『ファミコンウォーズ』が『ファイアーエムブレム』と出会ったような作品と例えられており、オンラインマルチプレイヤー要素を搭載したPCゲームであることが明らかにされている。PC Gamerに登場したBrice氏によれば、本作は『ファミコンウォーズ』の精神を受け継ぎつつも、オンラインマルチプレイヤーやSteam Workshopといった現代的な機能を盛り込むことを目指しているという。

またこの他に開発されているタイトルが、「魔法学校」を舞台にしたRPGシムである。Brice氏は『Stardew Valley』と「ハリー・ポッター」が出会ったような作品だと例えており、昼夜のサイクルやデート、クラスなどの要素が存在すると説明している。こちらのプロジェクトに関しては、昨年秋にアートスタイルのテストとして映像が投稿されていた。

『ファミコンウォーズ』スタイルの新作
『ファミコンウォーズ』スタイルの新作

両作ともにまだリリース時期は明らかにされていないが、『Starbound』を生みだし数々のインディーゲームをパブリッシングしてきたChucklefishひさびさの新作ということで、どちらも今後注目を集めそうだ。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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