江戸を舞台としたドイツ生まれのステルスゲーム『Shadow Tactics』が配信開始。日本語字幕・日本語音声搭載

Daedalic Entertainmentは、Steam/GOGにて『Shadow Tactics: Blades of the Shogun』の配信を開始した。『Shadow Tactics』は17世紀の江戸を舞台に、おなじみの忍者や侍など5人のキャラクターを操り、要人を暗殺していくステルスゲーム。

Daedalic EntertainmentとMimimi Productionsは、Steam/GOG/Humble Storeにて『Shadow Tactics: Blades of the Shogun(以下、Shadow Tactics)』の配信を開始した。価格は39.99ドル。『Shadow Tactics』は17世紀の江戸を舞台に、おなじみの忍者や侍、さらには芸者など5人のキャラクターを操り、要人を暗殺していくステルスゲーム。開発元いわくジャンルは「リアルタイム・ステルス・タクティクス」ということで、キャラクター操作はRTSでよくみられるポイント&クリック方式となっており、移動など基本的な操作はマウスでおこなう。スキルの使用や、キャラクターの切り替えなどはキーボード操作となる。

ミッション中は最終目的や小さな目標はいくつか与えられるものの、攻めるルートの選択は基本的に自由。たとえば、見張り台に立つ監視役を始末し外周を選ぶか、大胆に屋内を攻めていくかはプレイヤーに委ねられる。死体を隠したり敵を引きつけたりといった基本的なステルスアクションはもちろん、ときには敵の注意をひきつけ、仲間の侍の進軍をサポートする戦術的なシーンも目立つ。操作するキャラクターの職業によって役割も大きく異なるので、誰にミッションを任せるかといった点も重要になってくる。本作にはクイックセーブとクイックロードが搭載されており、迅速なリトライが可能となっているのも嬉しい。慣れるまではクリックで誘導する操作感に戸惑うかもしれないが、緊張感がありつつも快適さが感じられるシステムに仕上げられている。

『Shadow Tactics』の魅力は随所に感じられる江戸時代の日本へのこだわりだろう。ビジュアルやオブジェクト、キャラクターの衣装など当時の世界観が忠実に表現されている。本作には日本語字幕に加えて日本語音声も収録されている。声優の演技も違和感なく、没入感が高められている印象だ。
開発を手がけているのはドイツのミュンヘンに拠点を構えるMimimi Productions。これまでは、精霊とともに冒険するアクション・アドベンチャー『The Last Tinker: City of Colors』などを生み出してきた。

『Shadow Tactics』はPlayStation 4とXbox Oneでもリリースされる予定とのこと。Steamではデモが配信されているので、気になった方はまずそちらをプレイしてみてほしい。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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