『VVVVVV』や『Super Hexagon』を手がけたTerry Cavanagh氏が「ステルス・ローグライクゲーム」を開発中。プレビュー版も遊べる


『VVVVVV』や『Super Hexagon』といったシンプルながら熱中度の高い作品を生み出してきたTerry Cavanagh氏が、新作の開発に取り組んでいることを自身のブログにて明かしている。Cavanagh氏が現在開発しているのはローグライクとステルスを組み合わせた「Stealthy Roguelike Thing(おそらく仮称)」。昨年7日間でゲームを作るという企画にて生み出された作品をさらに発展させた内容となるようだ。

ブログにはCavanagh氏のゲームデザインへのこだわりが書き記されている。現在開発されているタイトルは、氏の手がける作品の特徴である「できるだけシンプルでありながら楽しい」ものを目指すのだという。たとえば、通常複雑になりがちなインベントリスロットは2つか3つに限定し、個性のないアイテムは徹底して削除、武器と敵の相性などは考慮しなくてもいいなど、わかりやすいシステムになるとCavanagh氏は語っている。またゲーム中に登っていく「塔」についても、ショートカットのないダンジョンならば20階まであると長過ぎると考えているようで、15階とボスフロアの16階建てになる予定であることを明かしている。これはリプレイ性を考慮した上での決定とのこと。

なお今月5日からはプレビュー版が公開されており、無料でプレイすることができる。ゲームはターンベースのローグライクゲームとなっており、警備員らしき敵の視線をかいくぐりながら上の階を目指していく。シンプルなビジュアルでありながら、警備員との駆け引きは奥深く、Cavanagh氏らしい作品に仕上げられている印象だ。リリースは「年内には間に合わせたい」とのこと。販売形態などはまだ明らかにされていない。