『Overwatch(オーバーウォッチ)』がThe Game Awards 2016のGame of the Yearに輝く。マルチプレイヤー専用ゲームとして初の受賞

「The Game Awards 2016」のGame of the Yearに『Overwatch(オーバーウォッチ)』が輝いた。『Overwatch』はほかにも「ベストゲームディレクション」アワードや「ベストe-Sportsゲーム」アワードを受賞しており、2016年のヒットタイトルとして高い評価を得ている。

日本時間の12月2日、米国ラスベガスにて開催された「The Game Awards 2016」のGame of the Yearに『Overwatch(オーバーウォッチ)』が輝いた。『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』『Titanfall 2』『INSIDE』『DOOM』といったタイトルを抑えての受賞となった。

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The Game Awardsはもともと2003年にSpike Video Game Awardsとして設立され、2014年に現在の名称へと変更。これまで『Grand Theft Auto San Andreas』『バイオハザード4』『The Witcher 3 : Wild Hunt』など14タイトルをGame of the Yearとして表彰してきた。いずれのタイトルもシングルモードやキャンペーンが存在しており、マルチプレイヤー専用タイトルとしては『Overwatch』が初の受賞となる。

『Overwatch』を手がけるBlizzard EntertainmentのバイスプレジデントであるRay Gresko氏は今回の受賞にあたって喜びの声をあげている。

『Overwatch』がこのような形で評価されたことがとても嬉しいし、ゲーム内に込めた「ヒロイズム」や「多様性」「輝かしく希望もある未来」というメッセージも誇りに思っている。こうしたメッセージは、少しでもいいからみんなが信じなければいけないものなんだ。

『Overwatch』はほかにも「ベストゲームディレクション」アワードや「ベストe-Sportsゲーム」アワードを受賞しており、2016年のヒットタイトルとして高い評価を得ている。友人をうまく引き込めるようなゲームデザインが、ヒットの秘訣であるとの考察もある。今年の2月には『Gears of War』に携わったCliff Bleszinski氏もシングルプレイヤーモードの行き詰まりを指摘しており、今回の『Overwatch』の受賞は、業界とユーザーのマルチプレイヤーゲームに対する熱を象徴しているのかもしれない。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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