『Death Stranding』最新ティーザー映像が公開。ギレルモ・デル・トロ監督、マッツ・ミケルセンの姿も


日本時間の12月2日、米国ロサンゼルスにて開催された「The Game Awards 2016」にて『DEATH STRANDING』の最新ティーザー映像が公開された。『DEATH STRANDING』は小島秀夫氏率いるKojima Productionsが開発を進めているPlayStation 4向けタイトルだ。ティーザーは新ゲーム・エンジンにて、PlayStation Proの実機上で動いている映像である。

ティーザー映像では、ギレルモ・デル・トロ映画監督および俳優のマッツ・ミケルセン氏の姿も見られる。小島秀夫氏とデル・トロ監督とは古くから交流があり、開発中止となった『Silent Hills』プロジェクトでもコラボレーションを図っていた。また以前から『DEATH STRANDIING』への参加が噂されていた俳優マッツ・ミケルセン氏は、触手を操る軍隊の部隊長のようなキャラクターを演じている。

そのほかティザー内には、触手に寄生された戦場兵器、デル・トロ監督が抱える培養カプセル内の赤子、スカルマスクを被った兵士など、これからファンによる考察が進むであろう新情報が豊富に含まれていた。今年6月のE3 2016で公開されたティザー第1弾でも、海外フォーラムやSNSにて様々な憶測や考察が飛び交った。今回の最新映像も例外ではないだろう。

荒廃した街並みや戦車・戦闘機の形状は第二次世界大戦時を彷彿とさせる。そんな中、デル・トロ監督とミケルセン氏の服装だけは現代的で、一部のファンの間で噂されているように、タイム・トラベルが関わっている可能性はあるだろう。またデル・トロ監督の胸元に付けられたバッジには「BRIDGES」と刻まれており、米国のマップと思わしきアイコンが見られる。右手の手錠はティザー第1弾に登場したノーマン・リーダス氏と形状が似ている。このように細部に目を向けると気になる点が非常に多い。

最後のクレジットではKojima ProductionsとPlayStation 4と並び「Decima」という見慣れない表記が見られる。本作のゲーム・エンジンはまだ発表されておらず、海外フォーラムやSNS上では「Decima」こそが新エンジン名ではないかとの憶測が広まっている。

The Game Awards 2016では小島秀夫氏が「Industry Icon」賞を授与され、登壇スピーチ後にはTwitter上で最新アートワークを公開している。小島秀夫氏は12月3日のPlayStation Experience 2016にてパネルディスカッションに参加することが発表されており、何か『DEATH STRANDING』の謎を解くヒントとなるような情報が明らかになることを期待したい。