【UPDATE】小島秀夫監督、『MGSV』開発の最後の半年間は開発チームから隔離されていた。盟友Geoff Keighly氏が当時の状況を明かす

 

【UPDATE 2016/12/2 19:15】 Geoff Keighley氏の発言が、The Game Awardsの前に実施されたGixelによる取材での発言であることを追記しました。また原文を追加したほか、一部内容を加筆・修正しました。加筆・修正を加えた部分は強調文字で表示されています。

【原文+UPDATE 2016/12/2 11:58】 The Game Awardsの主催者であるGeoff Keighly氏が、友人である小島秀夫氏が『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN(以下、MGSV)』の開発の終盤にチームから隔離されたいたことをThe Game Awards 2016前に開催されたGlixelのインタビューにて明かしている。

Keighly氏は、小島氏が率いる「コジマプロダクション」が手がけた『MGSV』はThe Game Awards 2015にて多数のアワードを受賞したにもかかわらず、登壇が許されていなかった状況に心を痛めていたと話す。

多くのことは話せないが、彼は昨年難しい時間を送ってきた。多くのことに耐え抜いてきたからね。

さらにKeighly氏は、『MGSV』の開発の終盤に小島氏がチームから隔離されていたことも明かしている。

彼の取り巻いていた状況を考えると、ゲームを完成させたという事実がすばらしいよ。彼は、開発の最後の半年間、チームのいる場所とは違う階の離れた部屋に閉じ込められ、メンバーと話すことすらできなかった。人を経由することでしか会話できなかった。そういった環境で彼はゲームを完成させたんだ。(The fact that he finished that game under those circumstances is just amazing. He was locked in a separate room on a different floor than his development team for the final six months of development. He couldn’t even talk to them – he had to talk through someone else. That’s how that game was finished.)

最終的に小島氏はコナミを退社し「Kojima Productions」を立ち上げ、現在はPlayStation4向けタイトル『DEATH STRANDING』の開発に携わっている。小島氏は開催中のThe Game Awards 2016に登壇が予定されており、氏の活躍を称えて「Industry Icon」賞が授与されるとのことだ。