バンダイナムコエンターテイメントは、サバイバルアドベンチャーゲーム『Impact Winter(インパクト・ウインター)』を2017年春に国内外でリリースすると発表した。対象プラットフォームはPC(Steam)。国内でのCEROは審査予定とされている。
『Impact Winter』は2014年10月にKickstarterキャンペーンを実施したタイトルだ。残念ながらその際には目標金額を達成することはできなかったが、後にSteam Greenlightに登録されるなどしつつ、開発は着々と続けられていた(参考記事)。今回、バンダイナムコエンターテイメントのパブリッシングのもと販売されることが決定した流れとなる。
ゲームの舞台となるのは、小惑星「カタストロフィ」が衝突した影響で氷の惑星と化してしまった地球。プレイヤーは教会を拠点とする生存者たちのリーダー「ジェイコブ・ソロモン」となり、相棒のロボット「Ako-Light」が受信した“30日後に助けが来る”という無線を信じて生き延びることを試みる。
2015年ごろの開発情報から紐解くと、本作は『This of War Mine』に近いサバイバルアドベンチャーゲームだ。ジェイコブは何もかもが雪と氷に覆われた世界を探索し、燃料や食料といった資源を確保。夜は暖を取り、腹には何かを入れ、4人の生存者たちと共に寒さや飢えをしのがなければならない。ゲーム中、明確なメインストーリーは存在しないが、病気や野生動物の襲撃といったランダムイベントが発生し、プレイヤーに苦渋の決断を迫ることとなる。
ただし『Impact Winter』には『This of War Mine』と異なる点も多数あり、その1つが4人の生存者たちがそれぞれ固有のスキルを持っている点だ。1人1人が治療や武器の強化、教会のアップグレードなどの役割を持っており、彼らが死んだり失踪したりすると、そのスキルはその後一切使えなくなってしまう。資源が限られている中、時には“誰に生きてもらうのか”を考えなければならなくなるだろう。またプレイヤーが操作するのはジェイコブだけである点も『This of War Mine』とは異なる。