農業経営シミュレーション『Farming Simulator 17』発売1か月で早くも100万本達成。前作の2倍のペース
Focus Home Interactiveは11月24日、GIANTS Softwareが開発し、Windows/Mac/PlayStation 4/Xbox One向けに発売した農業経営シミュレーションゲーム『Farming Simulator 17』のプレイヤー数が100万人を超えたと発表した。本作の発売日はちょうど1か月前の10月25日で、この発売開始直後の普及スピードは前作『Farming Simulator 15』の2倍の速さになるという。ちなみにその前作は2年で300万本を売り上げるヒット作になった。
今回の発表によると、100万人を超えるプレイヤーのうち半数がPC版の購入だという。しかもその売り上げの多くは店頭での購入だったそうで、フランスやドイツの販売店でのPCゲーム売上ランキングではトップに輝いているそうだ。一方、Steamでは22万本以上を売り上げており、90パーセント以上のユーザーが「おすすめ」であるとレビューしているとした(本稿執筆時点では2584人のレビュアーのうち92パーセントから好評を得ている)。
コンソール版については、発売初日のドイツ国内の店頭では全プラットフォームにおいて一位の売り上げだったそうだ(同時期には『Battlefield 1』やPlayStation 4版『Rise of the Tomb Raider』などが発売されている)。そのほか、スカンディナヴィア圏やフランス、イギリスでもトップ5に入るなど好調であることを報告している。
なお、コンソール版も対応するということで話題のModは、Beta版として審査中のものを含めすでに100種類以上が登録されており、こちらの発展も順調のようだ。
今回の報を受けて、開発元GIANTS Softwareのクリエイティブ・ディレクターThomas Frey氏は、「こんなに早く100万人に到達するなんて、ただただ素晴らしい。本作が好評を得ていることや、新たなユーザーを獲得したことによって、我々にとってこれまでで最大のプロジェクトに発展していることを嬉しく思います」とコメントしている。そして販売元Focus Home Interactiveの社長Cédric Lagarrigue氏は、「『Farming Simulator』シリーズは常にファンのためのゲームでしたが、本作ではより広い客層を獲得しています。ゲームになにか新しいものを求めていた人たちにとって、本作はその新しい体験であると受け入れてもらえました」とコメント。両者ともに従来のファンはもちろん、新しいユーザーを獲得していることに手応えを感じているようだ。
【UPDATE 2016/11/25 13:15】 記事初版にて「普及スピードは前作『Farming Simulator 16』の2倍の速さになるという」と記載しておりましたが、正しくは『Farming Simulator 15』の誤りでした。訂正しお詫び申し上げます。