Valve、コミュニティからゲームへ賞を送る「Steamアワード」を実施。“あと5分だけのつもりだったで賞”などユニークな賞並ぶ

Valveは「Steamオータムセール」の開始に合わせ、Steamのアワードイベント「Steamアワード」を実施中だ。これはユーザーが投票してノミネート作や受賞作を決定するコミュニティ主導型のアワードで、“あと5分だけのつもりだったで賞”などユニークな賞が並んでいる。

Valveは「Steamオータムセール」の開始に合わせ、Steamのアワードイベント「Steamアワード」を実施中だ。これはユーザーが投票してノミネート作や受賞作を決定するコミュニティ主導型のアワードで、“あと5分だけのつもりだったで賞”などユニークな賞が並んでいる。

「Steamアワード」はユーザーがノミネート作品を決定するルールとなっている。ユーザーは各タイトルのストアページから「このゲームをアワードにノミネートする」をクリックし、さらにアワードを選択して投票する。投票は1カテゴリにつきゲーム1つまで。またユーザーが独自にオリジナルの賞カテゴリ考えゲームをノミネートさせることも可能で、Steamユーザーによる大喜利合戦が始まりそうだ。なおノミネート作品への投票はあとで取り消すこともできるため、気兼ねなくイベントに参加するといい。そもそもプレイしていないゲームにも投票できるため、厳格なアワードというよりはお祭りイベントといったところだろう。

投票画面。この投票によってノミネート作品が選出され、さらにそこから受賞作が決定されると思われる
投票画面。この投票によってノミネート作品が選出され、さらにそこから受賞作が決定されると思われる
イベントに参加することで最大レベル4の「Steam」アワード選考委員会バッジが手に入る。
イベントに参加することで最大レベル4の「Steam」アワード選考委員会バッジが手に入る。

Valveによって用意されている受賞カテゴリはいずれもユニークだ。ついついゲームを続けてしまう「あと5分だけのつもりだったで賞」から、発売前から俺は面白いと思っていたゲームに贈る「受賞前からいいゲームだと思っていたで賞」まで。ほかにも「時を超えたで賞」「泣いてるんじゃない、目に何かが入っただけで賞」「うぉぉぉぁぁぁぁ、マジか!で賞」「最もハグしてあげたい悪役で賞」「ゲームの中のゲーム賞」「家畜をうまく使ったで賞」「それは思いつかなかったで賞」が並ぶ。

なお、ノミネート作品は単に得票数が多いタイトルが選ばれるのか、オリジナル受賞カテゴリはどのように選出されるのか、ノミネート作品への最終投票はいつ行われるのかなどは明記されていない。ノミネート作や受賞作、そして採用されたオリジナル受賞カテゴリの発表もふくめ、今後の続報に期待しよう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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