戦時下の生存劇を描いた「This War of Mine」開発が新作サバイバルゲーム『Frostpunk』発表、極寒の世界を蒸気の力で生きる人類
ポーランドのゲーム開発企業「11 bit studios」は、新作タイトル『Frostpunk』を正式発表した。発売時期は2017年、対象プラットフォームはPC。現時点でゲームプレイ映像やスクリーンショットは公開されていないが、極寒の世界で死んだらしき男を映しだす第1弾ティーザートレイラーが登場している。
氷河期を迎えたのか異常気象が続いているのか、『Frostpunk』では地球が極限まで寒冷化しており、人類は蒸気機関の技術を駆使して寒さに耐えしのいでいるという。すでに人間社会は意味をなさなくなっており、かつて栄華を極めた人類の文化も、いまではおおきく様相を変えてしまっていることが示唆されている。
『Frostpunk』のゲームプレイに関する情報は現時点で明らかにされておらず、数年前にリリースされ高い評価を獲得した『This of War Mine』のものを引き継ぐかも不明。ただし11 bit sutdiosは、本作のゲームプレイが複雑かつ過酷なものとなり、プレイヤーにはモラルを問うような選択肢が突きつけられると伝えている。『This of War Mine』同様、道徳のみでは白黒をつけられない過去な生存劇を体験することができるようだ。
なお『Frostpunk』のクリエイティブディレクターには、『This War of Mine』や『Anomaly』シリーズのデザインディレクションを担当してきたMichal Drozdowski氏が就任している。
『This of War Mine』は2014年にリリースされたサバイバルシミュレーションゲーム。1990年代に起きた「サラエヴォ包囲」をモチーフに、過酷な戦時下の人々の生活を描き切り、多数のメディアやユーザーたちから高評価を得た。同作はその後iOS/Android向けにもリリースされ、今年1月には子供キャラクターなどの追加要素を盛り込んだ『This War of Mine: The Little Ones』がPS4/Xbox One向けに発売されている。