パネルを入れ替え、物語を変える パズルゲーム『FRAMED』

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Mobile of the Weekは、ここ数日の間に発売されたモバイルゲームのなかから光る何かを・際立つ要素を・特筆すべきものを(・場合によっては目に余るデキを)持つタイトルを紹介する週刊連載。第8回は、iPad向けタワーディフェンス『Crystal Siege HD』、直進ローグライク『Cosmic Crown』、パネル入れ替えパズル『FRAMED』を紹介する。

 

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タワーディフェンス&RPG『Crystal Siege HD』

 

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『Crystal Siege HD』は、ドイツに拠点を構えるパブリッシャーFDG Entertainmentと、ロシアのゲームデベロッパーVitamin Gamesとのコラボレーション作品。タワーディフェンスとRPGのハイブリッドである。価格は500円。iPadのみ対応。今後ユニバーサルアプリ化されるのか、それともiPhone向けに別売りされるのか、Androidへの対応もふくめて明らかになっていない。

本作は、拠点を破壊されないように防衛するタワーディフェンスではなく、クリスタルを奪われないよう戦略を練るタイプである。同ジャンルだと『Defense Grid: The Awakening』のルールに近い。たとえ敵がクリスタルを運び始めたとしても、画面の外へ持ち出されぬよう阻止すればいい。

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クリスタルの防衛はタワーにまかせっきりというわけではなく、主人公であるグリフォンに乗ったヒーローも操作しなければならない。ヒーローは通常攻撃とスペルを使い分け、タワーだけでは倒しきれない強力なモンスターと戦う。武器や防具などを集めたり、レベルを上げて基本能力を向上させたり、RPGならではの楽しみ方も可能だ。

 


直進ローグライク『Cosmic Crown』

 

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車の運転とシンプルなパズルゲームを同時におこなう『Text And Drive : FRIENDSHIP NEVER DIES!』、落ち物パズルで異形のモンスターと戦う『Inner Demons』などを手がけたUmbrella Isleの最新作、『Cosmic Crown』が先日リリースされた。価格は200円。iOSのみ対応。

Crypt of the NecroDancer』や『Dungeon of the Endless』など、ローグライクのダンジョンといえば、広さや仕組みに違いはあれど、探索するという魅力がある。しかし、『Cosmic Crown』のダンジョンは、直線の通路のみである。前後にしか移動できず、トレジャーハントや未知の何かをもとめて探索することはない。プレイヤーの目的は、そのフロアにある出口へ向かって進むのみ。

自由な探索を削り取ったからといって、歯ごたえのない作品に仕上がっているわけではない。通路では丸ノコギリやスパイクといった即死トラップが行く手を阻み、ときには“マヌケ”なモンスターが立ちはだかることもある。それらの障害を、前後の移動や休憩、またはトラップの行動を数ターン停止させるスキルを駆使して回避する。いわゆる、ストラテジーやパズル色の濃いローグライクである。

非常にシンプルでありながら、1ターンすら無駄にできない高難度となっている。普段から7DRL(7日でローグライクを創るチャレンジ)をチェックしている方であれば、きっと没頭できるだろう。

 


パネル入れ替えパズル『FRAMED』

 

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発売前から数々の賞を受賞した“ナラティブパズルゲーム”こと『FRAMED』が、2014年11月13日にリリースされた。対応プラットフォームはiOSのみ。価格は500円。開発を手がけたのはLoveshack Entertainment

『FRAMED』は、プレイヤーが自由自在にパネルを入れ替え、何通りもの物語を組み立てていくアドベンチャーゲームではない。主人公が無事に次のシーンへと移れるよう、答えを探し出すパズルである。掲載しているGIFアニメを見ていただくとわかりやすいが、このシーンでは窓から飛び出した男が死なないように、鳥とピストルの“コマ”を入れ替えるのが正解だ。このようにして、なにやら重要な書類が入っていると思われるカバンを、目的地まで届けなければならない。

パズルの難度はそれほど高くない。数回やり直せば、誰にでもクリアできる程度である。日本語には対応していないが、文字は一切登場しないため、英語が苦手な方でも問題なく遊べるだろう。

 

今回紹介した作品のなかから、最優秀をピックアップするなら『FRAMED』である。豊富なパターンは用意されていないものの、順序を変えれば物語も変わるというギミックには驚かされるはずだ。ボリュームたっぷりというわけではないが、まるで短編のフィルム・ノワールを見たような気分になれるだろう。いつかどこかで見た覚えがあるようなストーリーだが、それがまた渋くて良い。

私も20代のころにパネルを入れ替えていれば……。

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