最大16人の各国の剣闘士が斬り合うアクション『Versus: Battle of the Gladiator』開発中。闘技場で”非ターゲット式”近接戦闘描く

発売前や発表されたばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第245回目は『Versus: Battle of the Gladiator』をピックアップする。

発売前や発表されたばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第245回目は『Versus: Battle of the Gladiator』をピックアップする。同作は韓国のインディーゲームデベロッパー「Netker」が開発を進めているタイトルだ。PvPを主体とした対戦型のマルチプレイヤーアクションゲームで、各国の剣闘士らが闘技場で戦うことになる。

『Versus: Battle of the Gladiator』の世界は、「カルデラン(Calderan)」と呼ばれる帝国によって支配されている。プレイヤーはこの「カルデラン」によって征服された各国の奴隷騎士となり、闘技場で血みどろの戦いを披露しなければならない。各国の情緒さまざまな剣士たちが一同に集結し、多国籍バトルを繰り広げるというわけだ。

ゲームプレイは”非ターゲット型の戦闘”が1つの特徴とされており、映像で確認できるアクションは非常に軽快だが、ただ敵をロックしてボタンを連打するようなゲームではないようだ。系統的には『Chivalry』をより軽やかにしつつ思考戦を付け加えた感じだろうか。ゲーム中には7種類の戦闘スタイルと、それに紐付いたさまざまなアビリティが存在しており、互いの技の弱点を狙い合う思考戦が楽しめる。ヒット&ランが得意な片手剣やコンボ攻撃を決める二刀流、防御が得意なシールドなどに始まり、刀や戦斧といったさまざまな武器が登場。また戦闘スキルはプレイヤーが自身のプレイスタイルに合わせてプレイできるという。

このほかにはアーマーの破壊システムや、数百種類の武器および鎧の収集、クラフトに装備品の改造といった要素もゲームには導入。なお1マッチに参加できるプレイヤー数は最大16人。自分以外は全員が敵のFree-for-Allと、チームvsチーム、さらには強大なボスが登場するアサルトモードやAIがWave形式で襲い来るホードモードがゲームには搭載される。

『Versus: Battle of the Gladiator』は2016年夏にリリース予定。現在はSteam Greenlightにも登録されている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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