発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆくIndie Pick。第111回目は、『Exception』を紹介する。本作は横スクロールタイプの2Dアクションゲームだ。マルウェアに侵入されたコンピューターの内部を舞台に、プレイヤーは人型の一般システムを操作し、占拠されたオペレーション・システムの解放を目指す。
『Exception』の物語は、1人で暮らすお婆さんがノートPCに誤ってマルウェアをインストールするシーンから始まる。ノートPCの中ではマルウェアによる革命が起き、悪の軍団がOSを支配してしまった。主人公はPC内に住んでいるありふれたシステムの1つだ。友人たちと協力し、”システムの未来”のためマルウェアの軍団に立ち向かわなければならない。
『Exception』のゲームプレイは、基本的に『Super Meat Boy』の”壁吸着型2Dアクション”と同じだ。プレイヤーは壁蹴りや壁への吸着などをこなしつつ、さまざまな敵の追撃をかわし、ステージのゴールを目指す。敵を切り裂いたり銃弾を撃ち返したりする「ブレード状の武器」も存在しており、次々とウィルスを除去してゆくスピーディーな斬撃2Dアクションでもある。
また『Exception』最大の特徴が、操作キャラクターを中心にステージがグリグリとスピンし、変形してゆく点だ。さまざまな色のオーブに触れたり攻撃することで、ステージ全体は大きく変形し、反転したり回転したりする。トレイラーを見ればわかるように、とにかく目が回りそうなほどダイナミックにステージが動くので、次の展開が読めない緊張感を常に楽しめるようだ。
『Exception』の開発はTaxmaster Softwareが担当しており、本作は『Sloth Patrol』に続く第2弾タイトルだ。ゲームエンジンはUnity3Dを採用している。2015会計年度Q4にリリース予定。現在はSteam Greenlightにも登録されており、Steamでの配信を目指している。