“成長する世界”を探索するUnreal Engine 4製アドベンチャーゲーム『Shape of the World』

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発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆくIndie of the Week。第104回目は、『Shape of the World』を紹介する。『Shape of the World』は一人称視点の探索アドベンチャーゲームだ。推理要素やアクションパートなどは存在せず、主人公の素性や舞台設定を気にする必要もない。プレイヤーはUnreal Engine 4にて描かれる奇妙な”成長する世界”をただ探索してゆく。

舞台設定が曖昧な一人称視点アドベンチャーというと『Dear Esther』を思い浮かべるかもしれないが、本作はむしろ『Proteus』に近いタイトルだ。Unreal Engine 4にて描かれた抽象的な世界をアンビエントなBGMと共に散策してゆく作品であり、セリフやUIの類は存在しない。開発スタジオHollow Tree Games Inc.は、本作は『Proteus』や『Flower』、あるいは『Limbo』のようなゲームのアイディアに基づいたタイトルだと説明する。どのような作品であるのかは、トレイラーを見てもらうのが一番わかりやすいだろう。

 

 

躍動的に成長してゆく『Shape of the World』の世界
躍動的に成長してゆく『Shape of the World』の世界

『Proteus』などの作品と比較した場合、『Shape of the World』最大の特徴は、舞台となる世界が「成長する」点だ。本作の世界では、プレイヤーが近づいたエリアには草木や岩といったオブジェクトが生成されてゆくルールがある。『Shape of the World』の世界は故意に迷いやすく設計されており、プレイヤーは生成されたオブジェクトを目印としつつ、目的の方向へ進むのである。既存の”抽象的一人称視点アドベンチャーゲーム”と異なり、世界が躍動的に変化するのが本作の大きな魅力と言えるだろう。また開発陣によれば、生成されるオブジェクトを発見することが、本作の楽しみ方の1つになるという。

『Shape of the World』は、2014年初頭からHollow Tree Games Inc.によって開発が進められている。リードデベロッパーのStu Maxwell氏は、『Gears of War』最新作を開発しているBlack Tusk Studiosに現在VFXアーティストとして在籍している。Athomas Goldberg氏はCG業界で20年以上の経験がある人物。サウンドエフェクトはBrent Silk氏が担当している。

『Shape of the World』は2016年にリリース予定で、対応プラットフォームはPCおよびXbox Oneを予定している。

 

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