おしゃべりAI車に乗り”未来の2000年”を疾走する80年代SFアーケードレースゲーム『Power Drive 2000』

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発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆくIndie of the Week。第99回目は、『Power Drive 2000』を紹介する。本作は1980年代のSFをテーマにしたアーケードレーシングゲームだ。AI「C.A.T.」が搭載された車に乗り込み、1980年代に思い描かれていた"未来の2000年"を疾走する。

『Power Drive 2000』のゲームシステムは至極単純で、メインとなるメカニックは「ドリフト」と「ブースト」の2種類だけだ。プレイヤーは車両を操作してコース上を走り、コーナーで「ドリフト」してターボメーターをチャージし、ターボメーターを消費して「ブースト」を起動し加速する。覚えるのは簡単だが、マスターするのは難しいゲームプレイを目指しているという。トレイラーでは非常にスピード感のあるレーシングプレイが確認できる。

 

 

統合型AI「C.A.T.」がプレイヤーをサポートする
統合型AI「C.A.T.」がプレイヤーをサポートする

ゲームモードは、通常のレースモードと、コース上のダイアモンドを集めるコレクターモードが搭載。警察のチョッパーから逃げるアウトランモード、コースの外壁に接触すると即座にゲームオーバーになるベポライザーモード、ゲージが無限のターボモード、オンラインおよびローカル画面分割に対応したマルチプレイヤーモードも存在する。

さまざまなゲームモードの中でも、コース上に障害物が自動生成されてゆく「ガントレットモード」はもっとも興味深い。エンドレスランナー系ゲームとは異なり、プレイヤーの車両を押し殺す壁が背後ではなく"横"から攻めてくるというモードだ(トレイラー内では35秒付近に確認できる)。横から迫り来る壁から逃れるため、プレイヤーは90度のターンを決めなければならないという。

「Acid Spit」など『Hotline Miami 2』で存在感を放っていたMega Drive
「Acid Spit」など『Hotline Miami 2』で存在感を放っていたMega Drive

『ブレードランナー』や『トロン』を思わせるようなサイバーパンクの世界観は、本作最大の特徴だろう。ゲーム中に登場する車両には、女性の声で話す人工知能「C.A.T.(Computerized Autonomous Technology)」が搭載されており、各機器や電気系統の制御だけでなく、プレイヤーにさまざまな提案やアドバイスをしてくれるという。時には口うるさく喋る「C.A.T.」とのドライビングは、『ナイトライダー2000』のように楽しいものとなりそうだ。

また提供されている楽曲に関しても注目したい。『Hotline Miami 2』の開発に参加したMega Driveを筆頭に、Vector HoldAbsolute Valentineなど、多数のシンセサイザーアーティストたちが楽曲を提供している。『Power Drive 2000』の開発初期段階では、これらの楽曲によって方向性が定められたそうで、同作のサイバーパンクワールドとは非常にマッチするだろう。

Megacom Gamesが開発を担当する『Power Drive 2000』は2016年5月にリリース予定。現在はSteam Greenlightに登録されているほか、Kickstarterで4万5000ドルの獲得を目指すクラウドファンディングを実施している。近日中にもデモが配信予定とのことだ。

 

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