ウサギ系モルヒネホラー、一人称視点アドベンチャーゲーム『Morphine』

本作は"ウサギ"をテーマにしたサイコホラーアドベンチャーゲームだ。ストーリーやゲームプレイに関する詳細は一切不明だが、すでにデビュートレイラーが公開されており、トリップ感あふれる演出が確認できる。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆくIndie of the Week。第80回目は、『Morphine(モルヒネ)』を紹介する。本作は"ウサギ"をテーマにしたサイコホラーアドベンチャーゲームだ。ストーリーやゲームプレイに関する詳細は一切不明だが、すでにデビュートレイラーが公開されており、トリップ感あふれる演出が確認できる。

 


ウサギ系モルヒネホラー

『Morphine』は、ストーリーがメインの一人称視点ホラーゲームであり、プレイヤーは1人の学生ピーターの物語を追うことになる。彼が一体どんな人物なのか、どんな恐怖に巻き込まれ、どう立ち向かうのかは不明だ。開発者Kerim Kumbasar氏は、本作をこう解説する。

「『Morphine』にて、あなたは恐怖と対面し、感情のるつぼへ誘われることになる。鮮明に表現されたピーターの潜在意識を見て驚くだろう。『Morphine』によって、暴力と先入観を非難することになる。このゲームは、見かけだけで人を判断することがいかに間違っているかを示す。まったく異なる世界の、違う視点を体験することになる」

Kumbasar氏の話はかなり短いのだが、『Morphine』が現実とは異なる、どこか別の世界を垣間見る作品となることは間違いなさそうだ。トレイラーでは、ピーターが学校内を探索する内に、飛び跳ねるウサギや巨大な目玉、さらに火の鳥に出会う、狂気的な一幕が確認できる。

 

トレイラー中では、ピッチフォークを使用して干し草を集めているらしきシーンがある。また公開されているスクリーンショットでは、鍵をピッキングをしているシーンもあり、狂気的な世界を体験するだけでなく、パズルなどさまざまな要素もあるようだ。

なお現在『Morphine』はSteam Greenlightに登録されており、Steamでの配信を目指している。同ページでは英語に加えトルコ語も併記されている。

 

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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