見下ろし型アクションゲーム『TRANSMISSION』が魅せる美しくも厳しい惑星の物語

第261回目のIndie Pickで紹介する『TRANSMISSION』は、Paper Unicornが開発中の見下ろし型アクションゲームだ。プレイヤーの目的は、不時着した未知の惑星を探索し、脱出方法を探しながら惑星の隠された秘密を明らかにしてくこと。

発売前や発表されたばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第261回目は『TRANSMISSION』をピックアップする。

TRANSMISSION』はPaper Unicornが開発中の見下ろし型アクションゲームだ。プレイヤーの目的は、不時着した未知の惑星を探索し、脱出方法を探しながら惑星の隠された秘密を明らかにしてくこと。手描きのアートスタイルと美しい音楽、主人公のシンプルな造形と対比される奇妙な生物たちが本作の魅力を引き立ててくれるだろう。ちなみに、本作のアートとディレクションを担当するのは、映画『Interstellar』などのコンセプトアートを手がけたNathaniel West氏。

動画中で確認できる美しいビジュアルとは反対に戦闘はシビアなものに仕上がっているようで、ブロックやドッジ、パリィといったテクニックを駆使して戦わなければならない。戦闘では常に緊張感を味わえそうだ。また装備の種類もさまざまで、近接武器や銃といった攻撃用だけでなく、防御に適したシールドなどもある。それらを使い分けることで、多彩な戦闘スタイルを楽しめるかもしれない。

マップ中に隠された作業台では、戦闘や探索で手に入れた素材を用いて武器やアイテムをクラフトできる。逆にアイテムを分解して素材を入手することも可能。難易度の高い場所で行き詰まった場合でも、クラフティングを駆使して突破できるようになるのではないだろうか。

さらに本作の特徴として墜落した宇宙船を自室として利用することができる。詳細は明らかにされていないが、船内では設置されているコンピューターと会話をしてヒントをもらったり、アイテムの研究やクラフトなども行えるようだ。この宇宙船を拠点にして惑星の調査を行っていくことになるだろう。

本作はクラフティング要素や、難易度の高い戦闘など、プレイヤーを退屈させない作りになるだろう。システムだけではなく、惑星を彩るビジュアルや音楽、ストーリーも非常に魅力的だ。

Paper Unicornは現在Kickstarterキャンペーンで8万4000ドルの獲得を目指しており、『TRANSMISSION』の完成は2017年後半を予定しているとのこと。

Shun Kurosawa
Shun Kurosawa

得意なジャンルは黙々と練習するゲームですが、基本的になんでもやります。モバイルもアーケードもやりますが、協力プレイは役立たっているのか心配しつつプレイします。

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