舞台は戦国時代、スピーディーな展開が繰り広げられる和風デジタルボードゲーム『Warbands: Bushido』

第247回目のIndie Pickで紹介する『Warbands: Bushido』は、ロシアに拠点を置くインディースタジオRed Unit Studiosが手がけるデジタルボードゲーム。ミニチュアゲームを意識して作られており、フィギュアのように台座のついたユニット、カードやダイスといった小物もゲーム中に登場する。

発売前や発表されたばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第247回目は『Warbands: Bushido』をピックアップする。

豊富なユニットを集めるだけでも楽しそうだ。
豊富なユニットを集めるだけでも楽しそうだ。
『Warbands: Bushido』は、ロシアに拠点を置くインディースタジオRed Unit Studiosが手がけるデジタルボードゲームで、開発資金調達を目指すKickstarterキャンペーンが4月7日より開始している。目標金額は3万ドル。本作は「Bushido」の名が示すとおり日本の戦国時代を舞台としており、六角形のマス目で行われるターンベースの和風ウォーゲームだ。『Warbands: Bushido』は、『Warhammer 40,000』などのミニチュアゲームを意識して作られており、フィギュアのように台座のついたユニット、カードやダイスといった小物もゲーム中に登場する。また、ユニットは色を変えることも可能。ユニットやカードはトーナメントやゲーム内通貨で入手することができ、これもミニチュアゲームを意識したコレクション要素だ。ユニットの種類は、定番の足軽兵、遠距離から攻撃可能な弓兵、侍や浪人などさまざま。

ゲームプレイに関しては、『Hearthstone』のような速い展開のゲームを目指しているという。ユニットのアビリティや、少数の近接ユニットだけになってしまった時のような硬直した展開を打破するためのカードアビリティもある。また、ダイスロールによる毒や出血といった状態異常のシステムも存在する。一方でカードによるアビリティにはMoralPoints(MP)と呼ばれるコストを支払わなければならない。MPはターン経過で増加するわけではなく、ユニットのアビリティや戦略的な動きを成功させるなど、積極的な行動を取ることで増加する。これも展開を加速させるシステムの1つとなるだろう。

ゲームモードは、シングル用のCampaignとマルチプレイ用のSkirmishの二つ。Campaignモードでは複数のシナリオが用意されており、日本に実在する城や村の再現を目指すという。ストーリーの内容も、一人の侍が戦乱の時代を生きる時代劇のようなストーリーから、ポルトガルの商人が二人の侍の仲を取り持つといった風変わりではあるが時代背景にそった話など、リアリティのある物語が展開されていく。

Kickstarterでは15~2500ドルでの出資を受け付けており、最低額の支払いでもゲーム本編と電子版マニュアルが手に入る。リワードの発送日を見るかぎりでは、『『Warbands: Bushido』のリリース時期は2016年9月。対応プラットフォームはPC/MAC/iOSが予定されている。

Shun Kurosawa
Shun Kurosawa

得意なジャンルは黙々と練習するゲームですが、基本的になんでもやります。モバイルもアーケードもやりますが、協力プレイは役立たっているのか心配しつつプレイします。

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