多様なAIキャラとの出会いが待ち受ける2Dアクションゲーム『Caveblazers』が開発中、ローグライクRPG要素を盛り込む

発売前や発表されたばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第224回目は『Caveblazers』をピックアップする。

発売前や発表されたばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第224回目は『Caveblazers』をピックアップする。

本作は”偽”マルチプレイヤー(pseudo-multiplayer)搭載と銘打たれたローグライク2Dアクションゲームだ。インディーデベロッパーのRupert Reckless氏がSteam GreenlightIndieDBなどで正式発表したばかりの作品で、まだまだゲーム内容は明らかにされていないが、合わせて公開された最新トレイラーからは「地形破壊要素を加えた『Risk of Rain』」とでも言うような楽しげなゲームプレイが確認できる。

『Caveblazers』はローグライクとRPGの要素を組み合わせた非常にオーソドックスな2Dアクションゲームとなっている。プレイヤーは自動生成のダンジョンに潜り、死亡するとその時点でデータはロスト。ポーションの中身は一度認識するまでわからない。多数の装備品やアイテムが登場し、それらをインベントリ上で管理する。キャラクターのカスタマイズ要素も存在する。

また、本作の目玉とされているのが、”偽”マルチプレイヤーと銘打たれたシステムだ。ゲーム中にはプレイヤーと似た姿のAIキャラクターが登場し、まるでマルチプレイヤーで他のプレイヤーたちと関わるようにゲームを共にプレイすることができるという。単なるAIキャラクターと共にプレイできるシングルプレイヤーモードという気がしないでもないが、このAIキャラクターたちはプレイヤーに協力したり、逃げ出したり、あるいは敵対したりと様々な性格を有しているそうで、彼らにどう対処するかがゲーム内でどこまで生き延びるかの鍵を握ることとなりそうだ。

『Caveblazers』は2016会計年度Q1に早期アクセスでリリース予定。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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