注目の”閃光ビジュアル”。グリッチに感染されたゲーム電子空間を駆け巡るスタイリッシュ2Dアクション『STANDBY』が開発中

発売前や発表されたばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第223回目は『STANDBY』をピックアップする。

発売前や発表されたばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第223回目は『STANDBY』をピックアップする。

本作は先日Facebookなどに登録され存在が明らかとなった2Dアクションゲーム。詳しいストーリーは不明だが、プレイヤーは「グリッチ」による感染を受け破壊されたビデオゲームを制覇することを目指す。トレイラーでは巨大な球体状の敵が登場し「お前は誰だ」とプレイヤーを追い詰めるが、どうやらこれが本作において「グリッチ」と呼ばれる存在のようだ。まずはトレイラーをチェックしてみて欲しい。

ゲームプレイは非常にシンプルで、プレイヤーはスタート地点からゴール地点まで到達することを目指す。銃撃や体当たりで障壁を破壊したり、壁蹴りで「グリッチ」の光線を避けたり、スライディングで高速移動したり。開発者のAleksey Stepanov氏は、『STANDBY』を「チャレンジ性とブルータルなアクションを組み込んだ光速ペースのミニマルな2Dアクションゲーム」と評している。

とにかくそのド派手でスタイリッシュなアクションとビジュアルが目を引く作品だ。『Nidhogg』や『Flywrench』を手がけたMark Essen氏のビジュアルのようなレトロな毒々しさがあるが、より先鋭的なフォルムで独特な美しさがある。開発者のStepanov氏は、過去にAndroid向けの作品『Barrier』をリリースしているが、こちらでも同様のビジュアルを確認することができる。

なおゲーム内には50以上のステージがシュル億されており、スピードランモードを搭載し世界ランキングのリーダーボードも存在しているとのこと。まだ発売時期などは明らかにされていないが、現在はSteam Greenlightに登録されておりSteamでの配信を目指している。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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