『Dojo Storm』格闘家マスターを目指せ、“ブラジリアン柔術”がテーマという異色の「ポケモン」クローン
発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆくIndie Pick。第148回目は、『Super Brazilian Jiu-Jitsu Dojo Storm: Championship Edition』(以下、Dojo Storm)を紹介する。本作は『ポケットモンスター』のクローンゲームでありながら、ブラジリアン柔術をテーマにしたという異色のRPGタイトルだ。プレイヤーは世界チャンピオンを目指す熱き男「ティム」となり、格闘家たちを集めて世界最強のチームを結成し、世界中に広がるウィルス「McDojo」の感染を食い止めなければならない。
格闘家マスターを目指せ
前述したように『Dojo Storm』は『ポケットモンスター』のクローンゲームだ。初期の『ポケモン』シリーズを思わせるモノクロ8-bit、ターンベースの戦闘が盛り込まれており、プレイヤーは街から街へと移動しつつさまざまな格闘家たちを集め、戦いの中へと身を投じてゆく。151匹とはいかないが、「MMAファイター」や「MMAファン」、さらには「銃所持権利の活動家」や「社交クラブ女子」といったキワモノまで、50種類以上の格闘家と300種類以上のアビリティが登場するという。また『ポケモン』の属性と同様に、格闘家には5種類の「スタイル」が存在する。
- グラップラー: 近距離戦闘を得意とするスタイル。武器使いや流派にとらわれない攻撃が苦手
- ストライカー: 素早く機動性に富むが、防御テイクダウンや武器攻撃を防ぐ装備を有していない
- ブロウラー: 己のハートと共に戦う喧嘩屋。テクニカルな格闘家が苦手
- スピリット: 予期せぬ攻撃を放つワイルドカード、打撃系のスタイルと相対した時には非常に脆い
- ウェポン: 武器を持って戦う格闘家、同じく武器を持つスタイルの相手に弱い
冗談のようなタイトルに思えるが、麻痺や混乱といった状態異常や、経験値を積むことでレベルアップし新たな格闘家へと成長するレベルシステムなども存在している。ゲームボリュームも15時間から20時間が想定されるなど、思いのほか作り込まれているようだ。
『Dojo Storm』は、PCおよびiOS/Android向けに2015年9月にリリース予定となっている。現在はIndiegogoにてクラウドファンディングを実施しており、すでに初期目標額を超える4000ドルを獲得している。