4人の英雄が剣や銃でネズミ頭を抹殺する、Co-op対応の一人称視点アクション『Warhammer: End Times Vermintide』


発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆくIndie Pick。ついに始まったE3 2015。あなたは大作ゲームの情報ばかりを見て、素晴らしい作品たちが登場しているのを見逃してはいないだろうか。今週はコーナー名を一時的に「E3 Indie Pick(2015)」に変更し、E3 2015にてスポットライトが当てられたインディーゲームたちを紹介してゆこう。

第6回目は、MicrosoftのプレスカンファレンスにてID@Xboxタイトルの1つとしてXbox One向けのリリースが発表された『Warhammer: End Times Vermintide』をピックアップする。トレイラーでは敵が真っ二つになるなど非常にバイオレンスな表現が確認できた。

ネズミ頭の支配から都市を救うCo-opアクション

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剣と銃で戦うダークファンタジー一人称視点アクション

名前を見てピンと来たユーザーもいるかもしれないが、本作は英国の「Games Workshop」が展開している人気ミニチュアゲームシリーズ「Warhammer」の世界観を下敷きにした作品だ。宇宙海兵隊が暴れ回るSFテーマの「Warhammer 40K」とは異なり、こちらの作品はダークファンタジーな世界観が展開される「Warhammer: Fantasy Battle」をベースとしている。中世ヨーロッパの暗黒時代のような世界観が描かれる作品であり、かなりグロテスクな演出や泥臭い雰囲気が特徴だ。

『Warhammer: End Times Vermintide』の舞台である都市「Vermintide」は、地下帝国を築いているネズミ頭の種族「スケイブン(Skaven)」によって征服されている。プレイヤーは最大4人で協力してスケイブンを打ち倒し、Vermintideの都市に光を取り戻さなければならない。

ゲームの開発・販売を担当するFatsharkスタジオは、『War of the Roses』や『War of the Vikings』といった一人称/三人称視点アクションを手がけてきた開発スタジオだ。本作『Warhammer: End Times Vermintide』も彼らが得意とする一人称視点アクションゲームだが、先に挙げた2作とは異なり本作はCo-opをメインとした作品となっている。

5種類のプレイアブルキャラクター

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ネズミ頭はそこら中から湧いてくる

本作には原作「Warhammer: Fantasy Battle」に添った5種類のプレイアブルキャラクターが登場する。レイピアやピストルでさまざまな距離での戦闘に対応するウィッチハンター「Victor Saltzpyre」、近接戦闘のスペシャリストである戦士「Markus Kruber」、斧やハンマーでの集団戦を得意とするドワーフのレンジャー「Bardin Goreksson」、両手剣で敵を背後から倒し弓矢で遠距離から打ち倒すエルフ「Kerillian」などが存在する(現在もう1人の情報は解禁されていない)。

『Warhammer: End Times Vermintide』のゲームプレイにおいて特徴となるのが、とにかくどこからでも敵が湧いてくるという点だ。敵はネズミ頭の種族ということもあり、どこでも登ることが可能で、予想しない位置からプレイヤーたちに襲いかかる。また動的なスポーンシステムを搭載しており、あらゆる角から敵が登場する仕様になっているという。なおこのほかにも、本作ではさまざまな武器や防具を獲得するアイテム収集要素もあり、武器と装備品の組み合わせは100種類を超えるそうだ。

『Warhammer: End Times Vermintide』は2015年Q3にリリース予定。「Warhammer」のゲーム化としては珍しくファンタジーテーマの「Fantasy Battle」が選ばれているほか、似たタイトルであるTechlandの『Hellride』の開発が一時凍結されていることもあり、同様のジャンルである本作を密かに注目する人が今後増えるかもしれない。