ドット絵でSFファンタジー世界描くRPG『Chained Echoes』開発中。Nintendo Switch/PS4および日本語対応も視野

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発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第614回目は『Chained Echoes』を紹介する。

『Chained Echoes』は、ファンタジー世界を舞台としたRPGだ。クラシックなJRPGから影響を受け、16-bitなRPGとして開発されている。具体的には初期の『ファイナルファンタジー』シリーズや『ゼノギアス』シリーズなどからインスパイアを得ているようだ。舞台となるのは、ファンタジー世界。Valandisという大きな大陸で物語が展開される。この大陸には3つの大きな国が存在しており、100年にもわたり戦争がおこなわれていた過去がある。しかしようやく平和が訪れ、人々には普通の生活がもたらされた。しかし平和条約締結2周年を祝う式典の日、またしてもその平和が崩れ去り、またしても戦争が始まってしまう。

本作では、プレイヤーは戦争を終わらせる英雄たちとして世界を冒険する。多彩なワールドエリアが存在しており、草原や洞窟、下水道や村などさまざまな場所を探索。宝箱をあけ、サイドクエストをこなし、新たなスキルを取得していく。また本作はロボットに搭乗できることもひとつの特徴だ。徒歩では到達できなかったエリアの中には、ロボットに乗り込めば行けるようになるところもあるだろう。ロボットはもちろんカスタマイズ可能。そのほか、ゲームが進行すれば飛空艇に乗れるようになるなど、ファンタジー世界にSF要素を加えた作品なのだ。

戦闘はオーソドックスなターン制システムながら、「位置取り」が非常に重要になるという。ひとつのアクションによって味方および敵のポジションが変化する。特定のポジションにいる時のみ繰り出せる攻撃などもあり。そのほか、フィールドのオブジェクトを用いた駆け引きなども存在するなど、“戦略性の高いバトル”を謳っている。なお本作はシンボルエンカウントが採用されており、フィールド探索から戦闘はスムーズに移行される。もちろん、前述したロボットに搭乗した状態での戦闘も用意されている。

『Chained Echoes』を手がけるのは、ドイツの開発者Matthias Linda氏。「仕事の後」に個人で開発しているRPGだという。作曲家としてEddie Mariankroh氏が参加しているものの、個人プロジェクトと表現して問題ないだろう。すでに2年半にわたり『RPGツクールMV』を用いて開発されており、基本コンテンツは実装済み。コンテンツを充実させるために、Kickstarterキャンペーンを実施中だ。

2月18日現在、6万ユーロのゴールに対し約3万8000ユーロが集まっている。8万ユーロまで到達すればNintendo Switch版のリリースも確定されるとのこと。またPlayStation 4および日本語を含めた他言語対応も視野にいれているようだ。

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