栄養バランスから体温まで管理する無人島サバイバル『Survisland』など最近紹介した開発中のインディーゲームをまとめるWeekly Indie Pick
「Weekly Indie Pick」は、発売前のインディーゲームを紹介する「Indie Pick」で取り上げたタイトルをおさらいする企画。今回は2018年7月7日(土)から7月20日(金)の間に紹介したインディーゲームをひとまとめにして見ていく。
今回注目したいのは、『Survisland』。栄養バランスから体温、四季の概念に至るまでリアリティを追求したサバイバルゲームである。舞台となるのは広大な面積を誇る絶海の孤島。プレイヤーはこの無人島にて生活基盤を築き、過酷な環境を生き延びねばならない。
Almost Alive
本作は初代『Fallout』から影響を受けた2.5DのアクションRPG。7月17日にSteamでの早期アクセス販売が開始済みだ。プレイヤーは記憶を失った謎の男として、核投下により荒廃した終末世界を旅することになる。精神異常システムを取り入れたキャラクター作成機能では、うつ病のヒッピー、虚言癖のあるナルシスト、潔癖症のマゾヒストなど自分だけの狂人を生み出せる。平和主義者とサディストを組み合わせると自動的に統合失調症になったりと、闇が深い。この荒れ果てた世界でまともな精神状態を保てる者などいないのだ(関連記事)。
Regular Human Basketball
巨大なロボットを操縦して1on1のバスケットボールをプレイする、トンデモ&イライラ2D対戦ゲーム。制限時間内により多くのゴールを決めたプレイヤーの勝利となる。ルールはシンプルだが、ロボットの操作は難解。ロボット内部にはいくつかの部屋が配置されており、それぞれに大きなスイッチがある。これをオン/オフすることでロボットの手足を動かすのだ。ロボット自体は緩慢な動きを見せるが、中で動く操作キャラクターはせわしなく動き続ける。うまく動かせないもどかしさと、役割分担した協力プレイが見所だ(関連記事)。
Survisland
細部に至るまでリアリティにこだわったオープンワールド・サバイバルゲームであり、7月17日にSteamでの早期アクセス販売が開始済み。プレイヤーは自動生成された絶海の孤島にてサバイバル生活を送る。食事には栄養バランスの概念があり、簡単に手に入るからという理由で同じ食材ばかり食べ続ければ体調不良を招く。物資にはサイズや重量などが設定されており、たとえ重量が軽くとも、サイズが大きくかさばる物は一度に少数しか運ぶことができない。また四季の概念があり、夏には日陰となる場所で休んだり海でひと泳ぎしたり、冬には暖かい衣類を着込んだり暖を取ったりと体温調節が必要となる(関連記事)。
The Iron Oath
自分だけの歴史を紡ぐ、ダークファンタジー世界を舞台にしたターン制シミュレーションRPG。プレイヤーはギルドを立ち上げて冒険者を集め、人々から寄せられた依頼を遂行するため、彼(彼女)らを指揮して危険に満ちた自動生成ダンジョンの探索へと赴くことになる。冒険者たちは年を取るほどに身体は弱っていくし、時の流れは世界にも影響を与える。ダイナミックに変化し続ける世界の中で、若く優秀な冒険者を集め、世界にその名を轟かせる名門ギルドを作り上げるのだ(関連記事)。
Treasure Hunter
金属探知機を使ってお宝を見つけ出すシミュレーションゲーム。世界中の自然豊かなロケーションを訪れ、地道に歩きながら古代遺物を掘り起こしていく。旧式の望遠鏡や18世紀のアンティークコイン、中世の斧や短剣など眠っているお宝は100種類以上。それらをオークションにかけることで、次のスポットに行くための名声と資金を得られる(関連記事)。
Wonder Wickets
カジュアルに遊べるミニゴルフゲーム。プレイヤーは銀河系の惑星を巡りながら、ルール変更を重ねていつしか「Wonder Wickets」と呼ばれるようになった変則ゴルフをプレイする。ピンボールのように壁や障害物にボールを当てながらカップインを目指すのだ。各コースにはさまざまなギミックが用意されており、ボールをどこに当てるのかパズルゲームのように考えることになる。シングルプレイ、マルチプレイ、さらにオリジナルコースを作成できるレベルビルダーが収録される予定だ(関連記事)。