ミニゴルフアクションゲーム『Wonder Wickets』開発中。敵を撃ち抜き、仕掛けを解除する
発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第564回目は『Wonder Wickets』を紹介する。
ゴルフゲームというと、コースがあって飛距離や風向きを意識しながら、ホールめがけてショットを打つというものがスタンダードだが、『Wonder Wickets』はゴルフゲームでありながら、カジュアルなアクションアドベンチャーとパズルゲームのような仕掛けがあることが特徴だ。本作の舞台は、長い時を経てゴルフのルールが変化し、いつしか「Wonder Wickets」と呼ばれるようになった世界。銀河中からチャンピオンが集まり、変わり果てたゴルフをプレイする。
『Wonder Wickets』のシングルプレイキャンペーンでは、銀河系の惑星を巡り、プレイヤーのスキルを試すユニークなコースを攻略していくことになる。ピンボールのように壁や障害物にボールを当てながらカップインを目指すのだ。
『Wonder Wickets』のトレーラーからは、『カービィボウル』に共通する雰囲気を感じ取れる。ボールが勢いよく跳ね動くことから、見た目にも爽快感がある印象だ。コース上の仕掛けとしては、水道管に打ち込むことで操作キャラクターがたどり着けないエリアにボールを送り込んだり、ボールを敵に当てることで倒したりといった内容が確認できる。単純にボールを打つだけでなく様々なギミックを活かした派手なゲームプレイになるのだろう。こういった点から、アドベンチャーゲームのような要素も感じ取れる。
本作はシングルプレイはもちろん、ローカルとオンライン両方のマルチプレイに対応する予定である。マルチプレイとしては、ポイントを稼ぎつつカップインを目指す「Wonder Versus」、スターダストと呼ばれるコース中に点在するアイテムを集めマシンに入れる数を競う「Stardust Machine」、より多くのコースを制した者が勝つ「Galactic Conquest」、ボールを使ってコースをペイントする「Cosmic Colors」という全4つのゲームモードが現在、アナウンスされている。
『Wonder Wickets』には12のプレイアブルキャラクターや、それぞれアンロックすることで入手できるコスチュームが用意される。コースはいくつかのワールドに、ワールドは複数のレベルに分かれている。1-1、1-2と先へ進んでいくうちに難易度が上がっていく。より難しいコースに挑戦するにはキャンペーンモードをマスターする必要があるようだ。
また本作では「レベルビルダー」というモードによって、独自のコースを作成できるという魅力的な機能もある。このモードでは、コースの足場となるタイルや敵の配置、背景、天気、音楽など自分の好きなように組み上げることが可能であるという。作成したコースをSteam Workshopにアップロードすることで、他のプレイヤーが遊べるようになるとのことだ。
本作はカジュアルなスポーツゲームや、カジュアルなアクションゲームが好きなゲーマーにとって、楽しめる一作になるかも知れない。また、キュートなキャラクターも魅力の一つだ。『Wonder Wickets』の発売日はSOON(近日)となっており、発売時期に関する続報が待たれるところだ。