柴犬と日々を過ごすシミュレーション『YEAR OF THE DOG』など最近紹介した開発中のインディーゲームをまとめるWeekly Indie Pick


「Weekly Indie Pick」は、発売前のインディーゲームを紹介する「Indie Pick」で紹介されたタイトルをおさらいする企画。WeeklyというよりMonthlyになりつつあるが、今回は2018年2月25日(金)から3月23日(金)に登場したインディーゲームをひとまとめにして見ていく。

今回注目したいのは『YEAR OF THE DOG』。アメリカ・サンフランシスコに住む個人開発者Keane Ng氏が手がける、柴犬愛にあふれた作品だ。『ぼくのなつやすみ』や『怪獣が出る金曜日』といった作品を手がけた日本のゲーム会社ミレニアムキッチンのタイトルから強く影響を受けて開発されている。

Mechanic Miner

『Mechanic Miner』はサンドボックス型の2Dアクションゲームだ。ビジュアルやインターフェイスなど多岐にわたる部分で『テラリア』を彷彿とさせるが、本作は機械要素によって差別化されている。飢えや体力に配慮しながら地上や洞窟を探索して資源を集めるのは一連の作品と同じであるが、主人公が持っているツールは「機械」のみしか作ることができない。生き残るには機械(もしくは機械仕掛けの乗り物)に頼る必要があるのだ(紹介記事)。

Carrion

『Carrion』は正体不明のエイリアンとなり、人類に襲いかかるアクションゲームだ。異世界からもたらされたような特殊なアビリティを使い、獲物である人間を狩り尽くす。こうした異星人となり人間を襲うというコンセプトとあってか、本作ではホラーというジャンルの逆の体験が味わえるという。本作のエイリアンは、赤色のアメーバ状の生物であることに加え、人を襲うというテーマの作品とあってか、飛び散る“赤色”の液体量が尋常ではない。人体を引きちぎり、喰らいながら人々を脅かす(紹介記事)。

Foundation

『Foundation』は中世ヨーロッパを舞台にした街づくりシミュレーションゲームだ。グリッドの概念が存在していないなど、さまざまな独自要素が盛り込まれている。同ジャンルのゲームであれば、建築したい建物を選び配置するのが通常だ。しかし本作ではプレイヤーが指定できるのは建物の種類のみで、建物の機能を指定できない点がこのゲームの特徴として特に目を引く。つまり、プレイヤーは建築区域を指定するだけで、建物は住民がみずから建てるのだ(紹介記事)。

YEAR OF THE DOG

『YEAR OF THE DOG』は、柴犬を世話する飼い主となるシミュレーターゲームだ。舞台となるのは現代のサンフランシスコ。主人公は、パートナーの海外出張の期間中の柴犬Kibaの世話を頼まれた青年だ。犬の扱いが不慣れで世話をすることに気が進まない主人公と、天真爛漫でおとぼけな柴犬との絆が描かれるという。本作では、ゲーム内の毎日を柴犬とともに過ごす。ゲーム内には時間が流れており、サンフランシスコのアウター・リッチモンド街を散歩することで時間を費やすわけだ(紹介記事)。

Maelstrom

『Maelstrom』は三人称視点で展開される海戦シミュレーションだ。プレイヤーとなるのは船の船長。人間・オーク・ドワーフいずれかのキャラクターを選び、船に乗り込み戦う。主なゲームモードは、最後の一隻になるまで戦い続ける「CUTTHROAT」。海より出現する怪物たちを退治しつつ、地図を見ながらお宝を収集。得たお宝によって船をアップグレードする。生き残る能力を強化していくのだ。時間が経過するにしたがって、スポーンする怪物たちの攻撃は熾烈になっていく(紹介記事)。