攻撃も移動も「手作り機械」頼みの2Dサンドボックス『Mechanic Miner』開発中。『テラリア』ライクに終わらない野心作

まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第518回目は『Mechanic Miner』を紹介する。『Mechanic Miner』はサンドボックス型の2Dアクションゲームだ。ビジュアルやインターフェイスなど多岐にわたる部分で『テラリア』を彷彿とさせるが、本作は機械要素によって差別化されている。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第518回目は『Mechanic Miner』を紹介する。

『Mechanic Miner』はサンドボックス型の2Dアクションゲームだ。ビジュアルやインターフェイスなど多岐にわたる部分で『テラリア』を彷彿とさせるが、本作は機械要素によって差別化されている。飢えや体力に配慮しながら地上や洞窟を探索して資源を集めるのは一連の作品と同じであるが、主人公が持っているツールは「機械」のみしか作ることができない。生き残るには機械(もしくは機械仕掛けの乗り物)に頼る必要があるのだ。

作れる機械はとにかく幅広い。戦闘を考慮しカタパルトやタンクを作ってもいいし、空を飛ぶために風船風の飛行機を作ってもいい。潜水艦すら作ることができるなど、可能性は無限大だ。50のパーツとブロック組み合わせて、自分だけの機械の乗り物を作成することができる。武器も防御も移動もすべてこの機械の乗り物が担う。機械なくして冒険の成功はありえない。創造力をフルに活かして自機を作り、道を拓いていこう。

『Mechanic Miner』では緻密な物理演算が導入しており、乗り物は物理演算にのっとって動作する。スムーズに移動するために車輪状のものが必要であるし、大きな段差を乗り越えるなら車輪が大きくなければいけない。地形や物理演算をしっかり考慮しながら乗り物を作るのは歯がゆくも楽しくもあるだろう。作った乗り物はブループリント保存することで手軽に他プレイヤーと共有できるという。

ゲームモードとしては「Story Mode」と「Creative Mode」のふたつが存在している。「Story Mode」ではプレイヤーは、何も文明もない謎の惑星に不時着するところから物語は始まる。機械のみを作れるマルチツールを片手に惑星の探索を進め、時に地下に住む生物を対峙し、惑星から脱出する方法を見つける。探検を進めればプレイヤーのレベルが上がり、テクノロジーを入手することで作れる機械の幅はさらに広がっていく。「Creative Mode」はその名のとおり、制限なく自分の創造力を発揮できるフリーロームなモードだ。自由気ままに機械を作りたい方はこちらを遊ぶのがいいだろう。

対応プラットフォームはPC(Steam)。同ジャンルの例に漏れずオンラインマルチプレイに対応する予定とのこと。自分の作った機械を見せびらかすことも、一緒に探索することもできるようだ。公式Twitterでは、本作のクラフトの可能性を感じさせる手作り機械が多く紹介されているので、気になる方はこちらをチェックしてみてほしい。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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