ハイスピード2Dアクション『Pepper Grinder』開発中。「ドリル」と「かぎ縄」を使うアクロバティックな横スクロール

『Pepper Grinder』は横スクロール型の2Dアクションゲームだ。主人公となるのは海賊「ペッパー」。『Pepper Grinder』では、ペッパーは、相棒ともいえるドリル「グラインダー」と「かぎ縄」を使って島に散らばる宝石を手に入れる冒険へと旅立つ。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第447回目は『Pepper Grinder』を紹介する。

『Pepper Grinder』は横スクロール型の2Dアクションゲームだ。主人公となるのは海賊「ペッパー」。財宝とペッパーを乗せた船がサイクロプスに破壊されるところから物語は始まる。ペッパーは、相棒ともいえるドリル「グラインダー」と「かぎ縄」を使って島に散らばる宝石を手に入れる冒険へと旅立つ。

『Pepper Grinder』の特徴は、その巨大なドリルだろう。ドリル「グラインダー」は地中を潜り、時に飛行道具にもなり、さらには攻撃手段にもなる優れものであるが、非常に操作が難しいという。このドリルを持つと止まることができず、ドリルの向く方向へと猛然と突き進んでいく。この“暴れ馬”をいかに手懐けるかが本作のポイントとなるだろう。持ち主を選ぶ難しい相棒であるが、時にはトロッコを動かし、ねじ状の仕掛けを回す便利な道具になるなど、冒険の謎解きを助けるだろう。

「ペッパー」はさらにドリル留まらずグラップリングフックと呼ばれる、いわゆるかぎ縄をも所持している。ドリル使う勢いで空中へと飛び出せば、そのままの速度で縄を使ってターザンのごとく宙を舞う。ふたつのアイテムを使ってハイスピードかつ縦横無尽に島を攻略していく楽しみが本作にはあるだろう。

先日公開されたトレイラーでは、水中に潜り探索するシーンや、船底を攻撃して船を真っ二つにするシーン、カブトシのような巨大な敵を相手に戦うボスとの戦闘シーンが確認できる。ほかにもワールドマップやゴールが映し出されており、ステージ形式が採用されていることがわかる。ゲーム内容の詳細はまだ明らかになっていないが、爽快感とスリルが味わえるアクションゲームになりそうだ。

開発を手がけるのはRiv Hester氏。氏は本作のほかに、自動生成された宇宙空間を舞台としたアクション『Reliquary』を並行して開発している。これまでにはitch.ioにて雪国を舞台とした2Dアクション『Happy Happy Krampusnacht』をリリースするなど、Steamなどでタイトルを発売するといった経歴はないものの、ピクセルアートを用いたアクションゲームを熱心に開発している。

『Pepper Grinder』の対応プラットフォームや発売日はまだ明かされていない。氏のTwitterではスクリーンショットやgifアニメが定期的に投稿されているので、気になるかたはそちらをチェックしてみるといいだろう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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