「Weekly Indie Pick」は、発売前のインディーゲームを紹介する「Indie Pick」で今週紹介されたタイトルをおさらいする週間企画。今回は2017年5月12日(金)から5月27日(金)に登場したインディーゲームをひとまとめにして見ていく。
今回注目したいのは『ATOM RPG』。『ATOM RPG』は『Wasteland』『Fallout』からインスパイアを受けたRPGだ。舞台となるのは核戦争後の旧ソ連。見下ろし型視点で進行し、クエストをこなしていく。ステータスの数値によって会話や行動の選択肢が変動するなど、前述した名作と呼ばれる2タイトルへの愛情を感じさせる作品だ。
Voxell Baller
『Voxel Baller』は斜め上から見下ろす視点、いわゆるクォータービューでプレイする3Dのブロックくずしだ。フィールドは、ボクセルアートで表現された現実世界となっている。プレイヤーは、地球を守るためにブロックくずしをする、というのが物語の設定だ。開発者であるMarkadet氏は「クラシックな遊びとゴージャスなグラフィックの融合」をゲームのテーマとしてあげている。(紹介記事)
ATOM RPG
『ATOM RPG』は『Wasteland』『Fallout』といったInterplay Entertainment作品への愛情から生まれたポスト・アポカリプスRPGだ。ラトビア、ウクライナ、ロシア、ポーランドの開発者が集う「ATOM Team」が開発を担当している。プロジェクト自体は2008年に始動したが、2010年に頓挫。その後は各々がゲーム業界でキャリアを積み、2015年よりUnity3Dエンジンを用いて開発を再開させた。インスパイア元の『Wasteland』『Fallout』は米国を舞台としていたが、本作では核戦争後の旧ソ連領土にて物語が展開される。(紹介記事)
EXO ONE
『EXO ONE』は太陽系外の惑星を探索するゲームだというが、よくある探索ゲームとは少々雰囲気が違う。トレイラーに映る、この球形の物体がEXO ONEだ。EXO ONEにはいくつか特徴があり、まずはその形状が挙げられる。通常は球形で地表を転がって移動できるが、ディスク状に変形させて空を滑空することもできる。そしてもう一つが、EXO ONEにかかる重力の強弱を調節できること。言い換えると、EXO ONEの重量を変化させられる。これらを組み合わせて利用すると、下り斜面で重力を上げて猛スピードで転がり、そしてジャンプ台のような斜面を飛び出すと同時に重量を下げてディスク状になれば、空高く飛翔することができる。(紹介記事)
Indygo
ポーランドに拠点を置くインディースタジオPigmentum Game Studioが現在開発中の『Indygo』は、ポイント&クリック形式のパズル・アドベンチャーゲームだ。本作の主人公は、有名な画家の男トーマス。気分障害(うつ病)を患い苦しんでいた彼は3か月ほど前、自身の仕事部屋に入ってドアの鍵を閉め、自らを孤独な状況へと追いやってしまった。本作の物語は、そのたった一つの部屋の中で展開する。(紹介記事)
Conarium
本作は2016年10月にゲームパブリッシャーIceberg Interactiveより発表された、1人称視点のホラーアドベンチャーゲームである。本作『Conarium』は、単にラヴクラフトからインスパイアされただけでなく、ラヴクラフトの代表的な長編小説「狂気の山脈にて(At the Mountains of Madness)」後の物語を描くという、ラヴクラフト・ファンの目が厳しくなることは間違いない、果敢な挑戦に出た。(紹介記事)