ボクセルアートで描かれる3Dブロックくずし『Voxell Baller』開発中、古き良き遊びと豪華なグラフィックの融合を目指す


発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第432回目は『Voxel Baller』を紹介する。

『Voxel Baller』は斜め上から見下ろす視点、いわゆるクォータービューでプレイする3Dのブロックくずしだ。フィールドは、ボクセルアートで表現された現実世界となっている。プレイヤーは、地球を守るためにブロックくずしをする、というのが物語の設定だ。開発者であるMarkadet氏は「クラシックな遊びとゴージャスなグラフィックの融合」をゲームのテーマとしてあげている。

ゲーム映像を見る限り、オーソドックスなブロックくずしが展開されるようだ。光る玉を弾きながら、壊したブロックから生まれたアイテムを入手しつつ、障害物や敵の攻撃を避けていく。本作の特徴はボクセルアートで描かれるグラフィックだろう。崩すブロックだけでなくフィールド全体がボクセルで表現されており、見ているだけでも楽しい。ステージも緑の多い平地から砂漠、住宅街、砂浜、オフィス街や夜の駅や雪山などバリエーションも豊富だ。ステージの最後にはボスが待ち受けており、緊張感のあるゲームプレイが楽しめるという。ゲームモード「World Tour」には5つのワールドが収録されており、合計50のステージが用意されるようだ。

開発を手がけるMarkadet氏は、フランス出身の個人開発者だ。氏のブログでは、長年Unityを使用し、ボクセルアートを研究していた形跡が見える。『Voxel Baller』はすでにSteam Greenlightを通過している。映像を見る限り完成はそう遠くなさそうだ。