ボクセルアートで描かれる3Dアクション『Riverbond』開発中、さまざまなものが壊せる世界をひとりでみんなで探索
発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第425回目は『Riverbond』を紹介する。
『Riverbond』は見下ろし視点型の3Dアクションアドベンチャーゲームだ。主人公は、とある光の川で目を覚ます。世界が崩壊する理由を突き止めるため、美しいフィールドを駆け抜け、街に住まう人々を助け、巨悪の根源を倒すという王道のストーリーが展開される。
舞台となるのは「ボクセル」で描かれる世界。世界に存在するすべてのキャラクターやオブジェクトは角ばっており、フィールドにあるオブジェクトは基本的に壊すことができる。本作には物理演算が導入されているので、壊れたボクセルのオブジェクトや敵はバラバラになる。武器を振り回して周囲のオブジェクトを壊したり敵を倒したりするだけでも爽快感があるだろう。システムは『ゼルダの伝説』のようなオーソドックスなアクションゲームとなるようだ。敵やオブジェクトを壊すことで手に入る武器を変えながら進むといったハックアンドスラッシュ要素もあるという。
トレイラーを見るとひとり用タイトルであるように見えるが、本作は4人までのローカル協力プレイに対応している。ひとりでプレイする際にはナラティブなストーリーを進めていくことになるが、友人と遊ぶ際には一段とにぎやかになる。ボクセル世界の美しさを堪能するひとり旅を選んでも、友人と騒々しくフィールドにあるものを壊してもいい。遊ぶ人数によってゲームプレイは変化するだろう。
開発を手がけているのはカナダのトロントに拠点を置くCococucumber。Martin Gauvreau氏とVanessa Chia氏のふたりで構成されるインディースタジオだ。過去にはモバイル向けタイトル『Bunny Bonker』と、Steamでも販売中の『Planet of the Eyes』を手がけた。現在制作中の『Riverbond』はUnityで開発されているようだ。
またCococucumberは『Riverbond』を5月20日・21日に京都「みやこめっせ」で開催されるインディーゲームの祭典「A 5th of BitSummit」に出展する。現地ではデモ版が遊べるとのことなので、気になる方はブースへ出向いてみてはいかがだろうか。
『Riverbond』のリリース予定時期は2017年。対応プラットフォームはPCとコンソールとなっている。