建築物解体アクションゲーム『Cefore』開発中、ミニチュア風の世界で巧みに建物を爆破せよ


発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第411回目は『Cefore』を紹介する。

『Cefore』は建築物を解体するパズルアクションゲームだ。プレイヤーが操作するのは口ひげがキュートな中年「Baro」。Baroは宇宙を股にかける職人気質な大工だ。依頼された任務を遂行するために、惑星独自の素材を収集しつつ宇宙を飛びまわり、解体工事をスムーズに進めていくというのが基本的な流れとなる。

解体の主要な手段は爆破だ。本作には物理演算が導入されており、火薬で建物を思いっきり壊すのは爽快だろう。しかし、派手な爆破だけが解体の仕事ではない。建築物の特定の部分のみを壊すといった要望も多く受ける。地道にオブジェクトを持ち上げて運んだり、素材を組み合わせて道具を作ったり、状況に合わせて手段を選択することが重要になる。作り出せる道具の種類は、引っ掛け鉤や巨大風船、ジェットパックなど幅広い。解体する腕前だけでなく、よい道具を用意することも欠かせないだろう。素材を組み合わせれば、解体に使用する道具だけでなくBaroが乗る宇宙船のクラフトもできるようだ。将来的にはドローンやロボットでの解体作業も可能となるようで、限られたエリアのなかで自由度の高い解体ができるゲームを目指して開発されているとのこと。

『Besiege』を彷彿とさせるミニチュア風のビジュアルは魅力的で、本作もUnityによって開発されている。映像を見る限り、アニメーションもスムーズなほか、爆破のエフェクトなども美しく、見た目も楽しめる作品になりそうだ。

開発を手がけるのはカナダに拠点を構えるPixelz Games。Raphael Fortin氏が中心となって2014年に設立されたスタジオだ。Steamでは横スクロール型のアクションゲーム『CO-OP: Decrypted』をリリースしている。開発はまだ初期段階のようであるが、公式ブログからはゲームのメカニズムに自信を持っている様子がうかがえる。まだ検討段階ではあるものの、Twitchとの連携やマルチプレイの導入も予定されている。

対象プラットフォームはPC/Max/Linuxで、2017年内の発売を予定している。すでにSteam Greenlightにも登録されている。