AIに支配された銀河を救うため傭兵部隊が翔ぶ。80年代STGな世界観を描く3Dシューティング『NIGHTSTAR: Rogue Wings』が開発中

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第383回目は『NIGHTSTAR: Rogue Wings』を紹介する。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第383回目は『NIGHTSTAR: Rogue Wings』を紹介する。

『NIGHTSTAR: Rogue Wings』は、“ローンウルフデベロッパー”ことSolidmesh氏によって開発が進められている3Dシューティングゲームだ。2月10日にSteam Greenlightに登録され、あわせて美麗なビジュアルと激しいドッグファイトを確認できる最新トレイラーが公開されている。まずはそちらをご覧になって口をポカーンとしていただきたい。

『NIGHTSTAR: Rogue Wings』の舞台となる銀河は、かつて地方政府を支援するために生みだされた「Absolute Unity」という名のAIによって支配されている。一部の人々は10年前に独立戦争を仕掛けるも敗北、生き残った人々は現在「Outer Rim」と呼ばれる隠れ家に身を潜めている。主人公となるのは、この独立戦争に身を投じた部隊「NIGHTSTAR」の指揮官である「ジョン・イーストウッド」。ジョンはほかの生き残った3人の隊員たちと共に傭兵部隊を組み、いつか自由を勝ち取ることを夢見つつ、金を稼いで明日を生きるため「Outer Rim」でのミッションに挑戦していく。

開発者のSolidmesh氏は、『NIGHTSTAR VR』という1980年代のアーケードシューティングにインスパイアされたVRゲームも開発・販売している。“AIが支配する宇宙と、それに反抗する人類”という本作の構図も、どことなく80年代STGの影響を感じるところだ。

ゲームジャンルは『スターフォックス』や『プロジェクトシルフィード』と同系統の3Dシューティングとなる模様だ。視点はコクピットからの一人称視点と機体を後ろから見る三人称視点を切り替えることが可能。スピーディかつ至近距離ギリギリまで近づくような空中戦が楽しめるという。映像では美麗なグラフィックエフェクトが光る空中戦が披露されており、UIからは各種武装のクールダウンや機体の体力、エネルギーといった要素があることが確認できる。

ローンウルフデベロッパーによって開発されている新作3Dシューティング『NIGHTSTAR: Rogue Wings』は、2017年中期にリリース予定だ。Steam Greenlightのページではゲーム内に登場する各機体のイメージと解説も掲載されているので、気になる読者はチェックしてみよう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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