“憑依”2Dアクション『SOULLOGUE』が正式発表。「Hyper Light Drifter」から影響を受けた国産ドットアニメーションがすごい
発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第382回目は『SOULLOGUE』を紹介する。
東京に位置する開発スタジオ「noitems studio」は、『SOULLOGUE』の公式サイトをオープンし、あわせて正式発表を告げるトレイラーを公開した。トレイラーでは美麗な2Dドットアニメーションと美しいBGM、静寂な世界観が確認できる。なお『Hyper Light Drifter』から大きなインスピレーションを受けて開発が進められているとのことで、同作のエッセンスも感じ取ることができるだろう。
『SOULLOGUE』の舞台となるのは、人々から忘れ去られ今では魔女が支配している場所だ。プレイヤーは魔女に“タマシイ”を奪われた女性主人公となり、はるか昔に封印された別のタマシイと手を組んで、自身のタマシイを取り戻すことを目指す。道中ではさまざまな魔物やタマシイを求める亡者が立ちふさがる。
ゲームジャンルとしては見下ろし視点型の2Dアクションアドベンチャーゲームとなっており、「憑依」システムが最大の特徴となっている。タマシイが乗り移ることで一時的に敵を操作できるようになるこの能力を駆使して、戦闘を有利に進めたり、さまざまな仕掛けを解いたりしていくようだ。トレイラー中では爆発する敵を操作して障害物の岩を破壊したり、爆破物を攻撃してほかの敵もろとも自爆させたりといったシーンなどが確認できる。
なおこのほか、マップは迷路のようになっており、先に進むための鍵や「コトダマ」などを発見可能。このコトダマで自身の能力をアップグレードすることができるという。
「noitems studio」は「はちのす氏」こと河野渓氏らが設立したスタジオ。Twitter上でひんぱんに『The Souls of Yore』という名の作品の映像を投稿してきた人物で、美麗な2Dドットのgifイメージを見た読者もいるかもしれない。今回公開された『SOULLOGUE』の2Dドットビジュアルは『The Souls of Yore』よりもパワーアップしており、映像内ではダッシュを駆使している場面がないことなどから、ゲームシステムも違うように見受けられる。戦闘システムの詳細など、今後の続報に期待したい。
『SOULLOGUE』は2018年後期にWindows/Macでリリース予定だ。