ファンタジー世界の「酒場」を切り盛りする運営シミュレーション『Tavern Keeper』がキュート。2018年発売へ向け開発進む

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第380回目は『Tavern Keeper』を紹介する。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第380回目は『Tavern Keeper』を紹介する。「Tarven」とは、ファンタジー世界にも登場する酒場を意味する言葉だ。本作『Tarven Keeper』はその名のとおり、酒場を切り盛りして運営するシミュレーションゲームとなっている。

『Tavern Keeper』において、プレイヤーは酒場を運営するマスターだ。地元の農民や遠方からやって来た冒険者、はてはオークの貴族などをもてなし、最高の酒場を運営することを目指す。ゲームは需要と共有のバランスを考慮しなければならないリソース(食料・資源)管理を軸に、料理や水くみ、従業員の管理から見世物の充実、建築や掃除といった多種多様なシム要素が用意されている。酒場の拡張とワークフローの最適化に務めることが攻略の鍵となるようだ。

公開されているスクリーンショット。左上には粉類が入ってるらしき袋や、なにやら色々なものを積んだ小舟が確認できる
“Tavern”ということで、宿泊施設も管理することができるようだ
リソースをどこにまとめるのか、キッチンやカウンターをどこに配置するのか。効率的に仕事が流れるよう管理するのが重要となりそうだ

『Tavern Keeper』が発表されたのは昨年11月。現在はアルファ 段階となっておりゲームプレイ映像も公開されていないが、開発はゲーム開発会社の運営シミュレーション『Game Dev Tycoon』を手掛けたGreenheart Gamesが担当している。すでに同ジャンルの作品を完成させていることもあり、『Tavern Keeper』にも期待してよいだろう。ロードマップによれば、開発は2014年から続いており、2015年にはHTML5からゲームエンジンの「Unity」へと乗り換えたとのこと。ベータ版を2018年にもリリースしたいと開発陣は伝えている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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